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和田某日記

むかし、聖域国の森の奥深く
和田某といふ男ありけり。

和田某は日頃、吹き矢用いて取りし獲物を市場で売って生業をなしておりしが
下賤の者ゆえ、馬場、墓より酷き扱いを負ひける。   ※当時の身分は馬場、墓、禿、尻、穢多、非人の順であった
狩り効率の悪く、物も貧相のみほとほと売れざりける。
このやうすでは、冬え越せまじと、いと困り、ふしがちになりけむ。

さて、いつものやうに町へ売りに行く途中、青文字で書きつけたる
鰤殿様が立て札のあるを、和田某見けり。
立て札いわく


 面頬すて百七十これより付けさしむ云々


と書きてありしが
面頬すて百七十といへば、これ半年は食うものに困らぬといふ逸品である。 それより我はと思ひ、和田某、家来を連れ参地区に毎晩のごとく面頬を狩りに出かけたりけり。
かかれど、得るもの得るもの「庵駄里得瑠」なる粗悪品ばかり落ちけり。
和田某、精根尽き果て、はらはらと泣きつつ狩っていたほどに
目前にぽろりと落ちけるは、紛れ無く面頬でありけむ。


dd_20121105033107.jpg


これを見るに、和田某驚き、かすかに震え


なげきつつ 
       ひとり掘る夜のあくるまは
                      いかに久しきものとかは知る


(嘆きながら1人掘り続ける夜が明けるまでの間は 
        どれほど長いものか分かるでしょうか 分からないでしょう)


と詠みける。
この歌は、上下なく、馬場、墓、大いに感じ入り給いて
暗黒破壊神百人一首に選出されたまふ。
1人堀りただよふ、かなしき情を表しにやあらむ。


出典「暗黒破壊神百人一首一夕話」rel="lightbox">#fc2_text_ad{margin: 14px 0;}#fc2_text_ad span {display: block;float: none;background: transparent;margin: 0 0 2px;}#fc2_text_ad a {padding: 2px;display: block;}
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