Diablo3のストーリー  第三章 「暗黒流刑」

Diablo3が出る前に明らかになっていることをまとめていますが
ゲーム内だけでなく小説や、その他いろいろな情報を統合したものですので
今後、設定が変更する可能性がありますのでご注意ください。
またDiablo3のストーリーに関してネタバレになる危険性がございますので
自己責任でお願いいたします


〜Diablo1以前の物語〜

大いなる闘争
罪悪戦争
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〜Diablo1〜
〜Diablo2〜
〜Diablo3〜


第三章「暗黒流刑」(Dark Exile)


「7は地獄を統べる支配者の数、そして7は巨大なる邪悪の数」
"Seven is the number of the Powers of Hell, and Seven is the number of the Great Evils."


 
アンダリエル(Andariel)」

ドゥリエル(Duriel)」

アズモダン(Azmodan)」

ベリアル(Belial)」


4人は、それぞれ長年に渡り数え切れないほどの領土を灼熱地獄で支配していました。



      
      and.jpg
      アンダリエル 
      別名「苦悶の女王(the Maiden of Anguish)」
      ドュリエルとは双子
      Diablo2ではAct1のボスとして登場した


      duri.jpg
      ドゥリエル
      別名 「苦痛の王(Prince of Pain)」
      アンダリエルと双子
      Diablo2ではACT2のボスとして登場した




彼らは互いに絶え間なく領土争いを繰り広げていましましたが
より邪悪な三兄弟によって、地獄全体が支配されることになったのです。


三兄弟は、闇の力をふるう三頭政治の主権者となりました。
三兄弟は、残忍な暴力と汚い悪知恵で、4人を支配しました。

悪魔の中で最も年長者であり、
最も強かった三兄弟であったために
天界との戦いにおいて地獄は数えきれないほどの勝利を収めました。

三兄弟は、これまで長年に渡って天界を脅かしたことがありませんでしたが
このことにより三兄弟は天界から恐れられ、重要視されました。

人間の誕生と、その後の大いなる闘争の休戦によって
三兄弟は人間の魂を悪用しようと力を注ぐようになりました。

人間が天界との戦争で勝利するための鍵となると思い
かくして世の起源から進めてきた厳密な計画を変えることとしました。


三兄弟は狡猾な計画を考案しました。
それはサンクチュアリと地獄との境界を破壊する、というものでした。


この計画の変更は
Lesser Evilの4悪魔の大半に、三兄弟の権威へ疑問を抱かせることとなり、
三兄弟とその下僕たちとの関係に大きな亀裂を引き起こしました。


無知にもLesser Evil4人は、
三兄弟が天界との戦争に恐れをなしたのだと誤解するようになったのです。

そして4人のうち、アズモダンとベリアルは
「今こそが三兄弟を倒し、地獄を手に入れる機会だ」と思いました。



     azmo.jpg
     アズモダン
     罪悪の王(the Lord of Sin)




     beri.jpg
     ベリアル
     欺瞞の王(the Lord of Lies)


アズモダンとベリアルの2人の魔王は、みずぼらしい疫病神である人間が
自分たち地獄の子の勝利を邪魔しないように、
残りの2人の魔王であるデゥリエルとアンダリエルと協定を結びました。

アズモダンとベリアルは、天界と地獄との膠着状態を終わらせる計画を練りました。

罪悪戦争に勝利して、
最後には血塗られた「大いなる闘争」の頂点に立ち
続く最終戦争で真の武器にしようという計画です。


このようにして、大いなる革命により
地獄全体を三兄弟との戦争へと突入させたのです。

三兄弟は地獄の蛮行と戦い、
自分たちの名誉のために、裏切り者の地獄の第3軍隊を皆殺しにしました。

しかし最後には、反逆者アズモダンとベリアルに率いられた
ホーンドデス(the Horned Death)」の軍隊に敗北しました。

三兄弟は弱体化させられ実体を失い、
サンクチュアリへと追放されました。


アズモダンは、三兄弟がサンクチュアリに永遠に閉じ込められているように願いました。
というのもアズモダンは三兄弟が人間界へ解き放たれると
天界は人間界に注意をむけ、天界の扉は放棄され無防備になると信じていたからでした。

三兄弟に忠誠を誓っていた悪魔たちは、政変後わずかながらいたので
アズモダンとベリアルから逃れ、
行方が分からなくなった主人たちを探し求め人間界へと向かいました。

地獄の戦場から戦火が消えた後に
アズモダンとベリアルは、どちらがより上に立つ支配者として君臨するかを議論し始めました。

同盟は突如として灰となり、2人の魔王は互いに武器をとって戦いました。
残りの地獄の軍隊も2つに分裂し、血なまぐさい内乱は今日まで続いているのです。




三兄弟の呪縛(The Binding of the Three)


西の帝国が興るよりも太古の昔、
3つのEvilとして知られる、暗黒と恐怖の存在が人間界へ流刑となりました。

その不滅の存在は世界中をまわり、
人間の煩悩を叶え、混乱と摩擦を引き起こしていきました。
父と子を争わせ、多くの国を残忍で無意味な戦争へと導きました。

地獄から流刑を受けた三兄弟の魂は、
自分たちへ屈しない人間に、受難と苦悩を与えることに決して飽きることはなく
極東の国を数えきれないほど何百年にも渡って破壊しました。

この事態を放置するわけにいかず、
ついに人間の魔術師による秘密組織が、大天使ティラエルによって結成されました。


三兄弟を追跡し、悪行を終わらせるために結成されたこの組織は
ホラドリム(Horadrim)」という名で知られており、
東方にいくつもある魔術師一族から選ばれた様々な魔術師から編成されていました。



      horadrim.jpg
      ホラドリム



互いがそれぞれ別々に魔法の練習と修行を行なってきたので、
最初は見込みがないと思われていました。

しかし組織の魔術師たちは、
3人のうち2人の兄弟を「ソウルストーン(Soulstones)」と呼ばれる
強力な宝石に封印することに成功しました。


ソウルストーンとは、ティラエルが三兄弟を封印するために魔導師たちへ渡したもので
ワールドストーンからつくられたと考えられているものです。

それぞれ

赤のソウルストーン (ディアブロ用)
黄のソウルストーン (バール用)
青のソウルストーン (メフィスト用)

を用途にあうようにつくったと言われております。


最初に捕らえられたのは、長男「憎悪の王メフィスト」でした。
メフィストはソウルストーンに封印された後に、
クラスト(Kurast)」という国の地下納骨堂に埋められました。



     mephi.jpg
     メフィスト
     三兄弟の長男で、最も賢く、戦略的で分析的な思考をする
     憎悪の王(the Lord of Hatred)
     リリスとルシオンの父親



次に捕らえられのは「次男 破壊の王バール」でした。

バールは抵抗し、ソウルストーンを粉々にしましたが
バール捕縛隊の大魔導師「タル・ラシャ(Tal Rasha)」が自らの身体にバールを閉じ込め
一生バールと戦い続けるという献身的な方法を選んだことによりバールを封印することに成功しました。



     baal.jpg
     バール
     三兄弟の次男
     破壊の王(the Lord of Destruction)



ソウルストーンの破片を胸に差し込み、バールを自らに封印し、
タルラシャは東にある荒廃した砂漠の下へ、彼ごと埋められました。

憎悪と破壊の力が弱まったように感じられると、
不安ではあったのですが平和が東の土地全体に広まりました。


しかし、その後もホラドリムは何十年にも渡り、
根気強く「三男ディアブロ」を探し続けていました。
恐怖の王ディアブロが野に放たれている限り、
人間界には決して平和は訪れないと分かっていたからです。


ホラドリムは西方の土地で恐怖と無秩序が起こったと聞き西へといそぎました。


何人もの勇敢な者の犠牲の末に、
ジェレド・ケイン(Jered Cain)」率いるホラドリムの部隊によって
恐怖の王ディアブロはついに捕らえられ、ソウルストーンに封印されました。



     dia.jpg
     ディアブロ
     三兄弟の三男
     恐怖の王(the Lord of Terror)



ジェレドケイン達は呪われた石を
カンドュラス(Khandura)」という国へと運び、隔離された洞窟に葬りました。

ホラドリムはソウルストーンを防衛し続けることができるように、
洞窟の上に大きな修道院を建造しました。
何年もかけて、ホラドリムのために殉教した者のための地下墓地を修道院の下に作りました。


しかし、世代が変わるにつれ
カンドュラスではホラドリムのメンバーは徐々に減ってしましました。

前世代から引き継いで探求するものはなく、
守護者として役目を受け継ぐ子供も少なくなり、かつての強大な組織は消え失せました。


ホラドリムが作った修道院もまた廃墟と化してしまったのです…


しかし村は成長を遂げ、かつての修道院の周辺に繁栄しました。

冷たい地中へと続く暗い秘密通路のことを知る村人は誰もいませんでしたし、
   迷宮の奥深くに脈動するかのごとく燃え盛る
        赤い宝石があろうとは誰も想像しなかったのです。








ここからDiablo1の話につながっていきます。
私が翻訳するのはここまでです。
ここから先は他の方が丁寧に翻訳されてますので
そちらをご覧いただいたほうが分かりやすいかと思われます。

参考サイト

Diablo3のストーリー DIABLO編
http://mdug.blog.fc2.com/blog-entry-56.html
Tamon's Diablo Page
http://www.sonicwing.com/tamon/diablo/diablo1/index.html
『Diablo』のストーリーをおさらいしてみようか Build Force
http://dd360.blog23.fc2.com/blog-entry-919.html
Diablo2の世界の歴史
http://wikiwiki.jp/d2x2ch/?Diablo2%A4%CE%A5%B9%A5%C8%A1%BC%A5%EA%A1%BC
DIABLOIIを百倍楽しもう! DIABLOII攻略ガイド 2 ストーリーと背景
http://news.mynavi.jp/special/2000/diablo2/001.html


参考文献 & 翻訳の助けとなったサイト

Diablo wikia
http://diablo.wikia.com/wiki/Diablo_Wiki
diablowiki
http://www.diablowiki.com/Diablo_III_Wiki
Tamon's Diablo Page(Diablo1のストーリー、クエストが全て分かります)
http://www.sonicwing.com/tamon/diablo/diablo1/index.html


なるべく忠実に訳しておりますので文章としては読みにくいかもしれませんがご了承ください。
さらにネイティブではありませんので、誤訳など多数あるとは思います。
ですので、優しく指摘していただけると助かります。
少しでも皆さまにDiabloの世界観が分かっていただけるように未熟者ではございますが頑張りたいと思います。
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この記事へのコメント

[6] - AmoN - 2012年05月11日

はじめまして。まずchachamaruさんに感謝です!
以前からdiabloのストーリーが気になっていました。でも、、英語が読めず半分諦めていたんですけど、ここを見つけて感動しました!翻訳してくださってることですらありがたいのに、とても見やすく書いてあって食い入るように全部見てしまいましたww
このブログのおかげでより一層diablo3を楽しめると思います!!
ありがとうございましたー!

[7]Re: タイトルなし - chachamaru - 2012年05月11日

>>AmoN

はじめましてAmoNさん。
こんなふうに喜んでいただけると私も書いた意味があったと嬉しくてたまりません。
せっかく練りこんだ世界観ですので、やはり色々と分かっていたほうがゲームを楽しめるというものですよね!

このゲームはアメリカ製ですので、日本にいると、どうしても情報量が劣ってしまいます。
一応軽い説明はあるかもしれませんが、ブリザード公認小説やゲームブックも読んでいる前提で今作は進みますので裏設定は知っておいたほうがいいと思います。私自身も翻訳しながら、一人で感動したり、納得したりしていますので。

偉そうに言う私も、実はある人のHPを読んで「ここまですごい世界なんだ」と同じく感動し、このBlogをつくって翻訳をはじめたのです。その御方はリンクにもある「ごぉっふぁい通信」さんですので、よければ遊びにいってくださいね。

今後とも本Blogをよろしくお願いいたします。

[1223] - ac - 2014年02月12日

楽しく読ませていただきました。

>アズモダンとベリアルの2人の魔王は、みずぼらしい疫病神である人間が
>自分たち地獄の子の勝利を邪魔しないように、残りの2人の魔王であるアズモダンとベリアルと協定を結びました。

アズモダンとベリアルの協定の相手はアンダリエルとドゥリエルでは?
(無粋なツッコミなのでコメント自体削除していただいてかまいません。)

[1224] - chachamaru - 2014年02月15日

>acさん

情報どうもありがとうございます。
全く気付きませんでした。笑
訂正させていただきました。

[3097] - さば - 2020年03月17日

面白かったです。
ありがとうございます。

[3195] - 名無しのバーバリアン - 2020年11月14日

最近Diablo3を買いまして、そのストーリーがすごく気になっていたので、非常に助かりました!!
(読んだいて、「だからこうなってたのか…」といった発見が多く、楽しめました

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