フォロワー紹介 Templar(聖戦士)

だが、テンプラーの意思は強いのだ!
'' But the will of a templar is stronger! ''
Templar Orderの一員であり、理想的な聖戦士である。
己の肉体は己のためにあらず、ただ信条、信念に従い強く生きるのみ。
聖戦士(Templar)コーマックは、若くしてTemplar Orderに加わった。
Templar Orderとは、サンクチュアリ西方の多数の王国に本拠地を置く聖戦士達の集団である。
古くは、大司教ラザラスによって盗まれた聖典を取り戻す活動も行なっている。
彼らはよく、大罪を犯した者を捕まえ、組織へと入隊させる。
罪人を鎖でつなぎ、拷問することによって、罪深き魂を浄化させるのだ。
そうすることによって罪人から過去を消し去り、かつて自身が染まっていた悪に立ち向かう
潔白で、敬虔な聖戦士が生まれるのだ。
コーマックも、以前は罪を犯した犯罪者であった。
Templar Orderに捕縛され、壁に鎖でつながれると、拷問がはじまった。
体を打たれて3日目が経った時、痛みと飢えから、ついにコーマックは発狂した。
するとその時、自らの過去の記憶が走馬灯のように目の前に流れはじめた。
罪深き行為、堕落した快楽。
そういったものが全て自身から流れ落ちた時
コーマックは、純粋さそのものとして生まれ変わったのだった。
Templar Orderに入会することで、罪深き過去を消し去り
純粋にな眼で未来を見据え、最終戦争への準備を整えるのだ。

彼が我々と出会うのは、カンデュラス国のトリストラム教会の中だった。
彼は、仲間のジョンダーに裏切られ、身ぐるみ剥がされ捕られていた。
コーマックを救うと、助けてくれたことに礼を述べ
裏切り者ジョンダーと決着をつけるべく、我々に手助けを求め、一緒に道を進む。
ジョンダーは、Templar Orderを裏切りDark Covenへ入信していた。
彼は、悪魔を召喚するネクロマンサーとなるべく、Dark Covenへ仕えていたのだ。
ジョンダーを倒すと、彼は情けを求めるが、Templar Orderの掟では裏切り者は決して許されない。
共に青春を過ごしてきた組織の仲間へ、コーマックはその手でとどめを刺したのだった。
コーマックは我々に感謝の言葉を伝え、共に戦うことに同意した。
しかし、彼の生い立ちを聞くに、いくつかの不自然な点があった。
コーマックは彼が言うような、かつて罪を犯した人間だとは、到底思えないのだ。
犯した罪が彼の中にあるのかと問うと、コーマックも自分でも時折そういう自問をするという。
しかし、もし本当に罪がなかったとしたら…全て失ってしまうかもしれないという恐れがある、と言うのだった。
コーマックは、我々に言われたとおり、もう一度彼の過去を顧みることにした。
すると、Templar Orderが彼に以前話した過去よりも、少しだけ多くのことを覚えていることが分かった。
しかし、それがどうだというのだろう。
事実、Templar Orderは彼を立派な戦士に育て上げたのだ。
それに、過去について思い出すことはとても苦労する。
Templar Orderが、過去の記憶を全て拭い去ったのだから。
コーマックは、過去について思い出す糸口を見つけたと言ってきた。
しかし、それは危険な行為であり、
思い出すことで、もしも、自らの過去の罪悪に陥った時は
彼自身が殺したジョンダーのように、自分を殺すことを約束してほしいと迫った。
我々は、それでもコーマックの中には、なんら闇の部分は見えないと安心させた。
彼の過去を探る方法とは、ジョンダーの遺体から見つけた日記を見ることであった。
ジョンダーの日記には、マグダに仕えるより前に
Templar Orderの古文書の中に隠されていた
「キーワード」と彼が呼ぶものを見つけたと、書かれていた。
そのキーワードを読んだ時に、過去の記憶が戻り、ジョンダーを苦しめたと日記には書いていた。
それからというものTemplar Orderへの信用を無くしたらしいのだ。
その恐ろしいキーワードを見る決意を固めたコーマックは、自らの魂をかけ挑んだのだった。
それは、奇妙なことに単純な言葉であった。
その瞬間、コーマックの脳に浮かんだのは、葉にしたたる水滴。燃える小屋。母の目の輝きだった。
嫌だ!やめろ!止めてくれ!…彼は混乱していた。そしてゆっくりと口を開いた。
「私は、ウェストマーチの兵隊となるはずの若い男だった。
Templar Orderが私を捕まえた。
すべて嘘だったんだ。偽の罪を私に背負わせたんだ。
ゆえにジョンダーは組織を裏切ったのだ。
Templar Orderの団長は、組織の取調官がやったことを知らない。
私が故郷へ帰ったら、取調官どもはその罪で罰せられるであろう。」
彼は自分を取り戻すことができたのだった。
コーマックはさらにジョンダーの日記の解読をすすめた。
その中には、魔法の武器の作り方の説明書も入っていた。
示されているルーンの模様は、ティラエルの鎧にあるそれと一致した。
ティラエルにそのことを尋ねると、
その説明書は、人間の手に合うように作られた天使の武器の製造法だと教えられた。
かつて、Sin Warにより天使軍がサンクチュアリに降り立ったときに、
天使に対抗するために、オリジナルのTemplar Orderが結成されたことも同時に分かった。
全てが明らかになり、コーマックはジョンダーの事を思った。
裏切り者だと思っていたが、もし組織がジョンダーを裏切らなかったら
彼はDark Covenへと容易く身を堕とすことは無かったのではないか。
ジョンダーが悩みを抱えていたことを知っていたが、何も声をかけてやらなかった。
もしかしたら遅すぎる事態の前に、彼を救ってやれたのではないだろうか。
自責の念にかられるコーマックに、ジョンダーも君の気持ちを分かってくれるだろうと安心させた。
救われる思いのコーマックは我々に礼を述べた。
そして、この戦いが終わった後、
祖国ウェストマーチへと赴き、組織の前で槍を地面に突き刺し
彼ら自身の罪と欺瞞を問うであろうということを教えてくれた。
最後まで残ったコーマックですが、やっとまとめることができました。
本当は1年前にやるつもりでしたが、英文が理解できなかったんです。
見れば分かるように、あまりに内容がぶっ飛びすぎ、急展開すぎで
当時は、脳みそがついていかなかったんでしょうね。
最近、落ち着いて何度も読んでやっと意味が分かりました。
しかし、あちゃー。
コーマックさん。あまりにも重すぎる。
もしかしてD3で一番思いストーリーなんじゃないでしょうか。
異性のエイレナに恋して、本人の前でたじたじになる
ウブな聖職者程度にしか思ってなかった人、多いですよね?私もです。笑
彼もまたウェストマーチに関わる人物だということは、
聖職者コーマック、悪党リンドン、新クラス クルセイダーの3人が、ウェストマーチ関係者ということです。
Act5、RoSの舞台ウェストマーチは、なるべくしてなったということでしょうね。
ひょっとしてリンドンとコーマックの、ウェストマーチ談義なんてものがゲーム中にあったりして?
(町のフォロワー定位置でのトーク中とかに)
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Entry ⇒ 2013.09.04 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (5) | Trackbacks (0)
ラクーニにまつわるエトセトラ
どうやって画像にたどり着いたかは覚えてないのですが
なぜか見つけてしまい、面白かったので英語を翻訳しました。(修正も入れましたが)

クリックで拡大
特に面白いことは書いてないのですが
マイナーなモブであるラクーニをフューチャーしていて
いわゆるケモナーと呼ばれる人たちの、なみなみならぬ愛情にクスリとした次第です。
なぜか見つけてしまい、面白かったので英語を翻訳しました。(修正も入れましたが)

クリックで拡大
特に面白いことは書いてないのですが
マイナーなモブであるラクーニをフューチャーしていて
いわゆるケモナーと呼ばれる人たちの、なみなみならぬ愛情にクスリとした次第です。
えー、まず
「そもそもラクーニって何?」
「レジェンダリのことでしょ?」
という方々のために説明しますと
Diablo2のAct2の砂漠で出てくる雑魚キャラがオリジナルラクーニです。

Diablo2のラクーニ
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Diablo2時もラクーニという名前はあったのですが
ゲーム上やコミュニティでは、Spear Catとか、Sabre Catとかで呼ばれていました。
ただのモブキャラなんですが、一応設定があって
ラクーニは二足歩行の知的生物で、ネコ科の特徴を多く備えている。
元々ケジスタンの密林地帯で近隣の人類と交易をしていた。
どちらかというと閉鎖的で信用ならないという評判はあったものの
人間社会に脅威となる行動を取ったことはなかった。
しかし今、これらの亜人類はアラノック砂漠をさまよって略奪を繰り返している。
キャラバンが丸ごと行方不明になる事件は彼らの仕業であるともっぱらの噂だ。
ラクーニたちは魔王によってアラノックに召喚、または大量移住させられたのではないかと
推測する賢者もいる。彼らはソード、ジャベリン、鞭のほか、毒物系ポーションなどを使って攻撃する。
追跡の足は速く、狩りを楽しんでいる気配も見られる。
容易に退却することはなく、往々にして組織的に攻撃してくる。
(Diablo2マニュアルより)

砂漠のラクーニ
というふうな感じで、低度ではあるのですが文明社会を築いており
人間とも交易していたらしいのです。言葉も理解していたのでしょうか。
また、盾や金属製の鎧、槍などの、武器防具から判断すると
ギリシアから古代ローマ時代の重装歩兵のような成りをしているので
ある程度の資源も鉄加工技術も、持ちあわせていたのだと思われます。
ちなみにDiablo2の世界では、16世紀ぐらいのフルプレートアーマーが散見されますので
ラクーニの板金技術は、人間に比べるとだいぶ遅れていますね。



Diablo2のアーマー
そんなラクーニが、Diablo3でも出るよ、オスも出るよということで
モブキャラの中でラクーニが一番好きだった私は期待したのですが…

なんか、暗黒時代むかえてないですかこれ。
ロストテクノロジーしてないですかこれ。
文明社会を持ってるとは、とても思えないような風貌です。


まったく進化してない。むしろ退化、土人化している。
ラクーニと言えば、小規模集団を組んで
遠方から毒爆弾による爆撃部隊、投槍部隊などの遠距離攻撃小隊と
ムチやソードで襲い掛かる近接戦闘特化部隊があって、とても知的な攻撃をしていたんですが
なんか、今作は飛び跳ねるわ、闇雲に突っ込んでくるわ、おまけにでんぐり返しして刀振り回すわで
まったく知的じゃないじゃないですか。ただの本能で動く動物ですよ。
ソウルストーン破壊から20年。
人間は本来のネファレムとしての本能が目覚めて、奇声をあげて獣化する人間やら
T-2000ばりの鉄になる人間やら、紫色の光を発してビームを出すミュータント人間やら、
背中から羽根生やして真っ黒になる人間やら、薬で幽体離脱する和田やら
色んな方向に進化したもんですが、ラクーニは退化しちゃったんですね。。。
(人間の変化は、公式でソウルストーンが無くなった影響となっている)
もともとラクーニは、Dia2Act3の森近くで、高度文明から離れて
ひっそりと暮らす平和な部族だったのですが、Diabloの影響で砂漠に狩りだされ
挙句の果てに文明を忘れた土人になってしまったとは、私はすごく悲しいです。(ブリに怒ります!)
彼らの利発な姿をもう一度見たいものです。
そして、みなさんが使っているLacuni Prowlersは、退化してしまったラクーニの
失われた技術がぎっしり詰まったオーパーツだということを忘れないでください。
「そもそもラクーニって何?」
「レジェンダリのことでしょ?」
という方々のために説明しますと
Diablo2のAct2の砂漠で出てくる雑魚キャラがオリジナルラクーニです。

Diablo2のラクーニ
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Diablo2時もラクーニという名前はあったのですが
ゲーム上やコミュニティでは、Spear Catとか、Sabre Catとかで呼ばれていました。
ただのモブキャラなんですが、一応設定があって
ラクーニは二足歩行の知的生物で、ネコ科の特徴を多く備えている。
元々ケジスタンの密林地帯で近隣の人類と交易をしていた。
どちらかというと閉鎖的で信用ならないという評判はあったものの
人間社会に脅威となる行動を取ったことはなかった。
しかし今、これらの亜人類はアラノック砂漠をさまよって略奪を繰り返している。
キャラバンが丸ごと行方不明になる事件は彼らの仕業であるともっぱらの噂だ。
ラクーニたちは魔王によってアラノックに召喚、または大量移住させられたのではないかと
推測する賢者もいる。彼らはソード、ジャベリン、鞭のほか、毒物系ポーションなどを使って攻撃する。
追跡の足は速く、狩りを楽しんでいる気配も見られる。
容易に退却することはなく、往々にして組織的に攻撃してくる。
(Diablo2マニュアルより)

砂漠のラクーニ
というふうな感じで、低度ではあるのですが文明社会を築いており
人間とも交易していたらしいのです。言葉も理解していたのでしょうか。
また、盾や金属製の鎧、槍などの、武器防具から判断すると
ギリシアから古代ローマ時代の重装歩兵のような成りをしているので
ある程度の資源も鉄加工技術も、持ちあわせていたのだと思われます。
ちなみにDiablo2の世界では、16世紀ぐらいのフルプレートアーマーが散見されますので
ラクーニの板金技術は、人間に比べるとだいぶ遅れていますね。



Diablo2のアーマー
そんなラクーニが、Diablo3でも出るよ、オスも出るよということで
モブキャラの中でラクーニが一番好きだった私は期待したのですが…

なんか、暗黒時代むかえてないですかこれ。
ロストテクノロジーしてないですかこれ。
文明社会を持ってるとは、とても思えないような風貌です。


まったく進化してない。むしろ退化、土人化している。
ラクーニと言えば、小規模集団を組んで
遠方から毒爆弾による爆撃部隊、投槍部隊などの遠距離攻撃小隊と
ムチやソードで襲い掛かる近接戦闘特化部隊があって、とても知的な攻撃をしていたんですが
なんか、今作は飛び跳ねるわ、闇雲に突っ込んでくるわ、おまけにでんぐり返しして刀振り回すわで
まったく知的じゃないじゃないですか。ただの本能で動く動物ですよ。
ソウルストーン破壊から20年。
人間は本来のネファレムとしての本能が目覚めて、奇声をあげて獣化する人間やら
T-2000ばりの鉄になる人間やら、紫色の光を発してビームを出すミュータント人間やら、
背中から羽根生やして真っ黒になる人間やら、薬で幽体離脱する和田やら
色んな方向に進化したもんですが、ラクーニは退化しちゃったんですね。。。
(人間の変化は、公式でソウルストーンが無くなった影響となっている)
もともとラクーニは、Dia2Act3の森近くで、高度文明から離れて
ひっそりと暮らす平和な部族だったのですが、Diabloの影響で砂漠に狩りだされ
挙句の果てに文明を忘れた土人になってしまったとは、私はすごく悲しいです。(ブリに怒ります!)
彼らの利発な姿をもう一度見たいものです。
そして、みなさんが使っているLacuni Prowlersは、退化してしまったラクーニの
失われた技術がぎっしり詰まったオーパーツだということを忘れないでください。
Entry ⇒ 2013.02.01 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (4) | Trackbacks (0)
フォロワー紹介 Enchantress(魔女)
1500年後の戦いを予言したProphet(預言者)から現代へと送られた
魔導師族戦争の時代からやってきた魔法使い。
数々の魔法を使って、あなたの心強い味方となってくれる。

私を連れて行ってくれてありがとう。
あなたはこの新しい時代で生きる、私の全てだもん。
(For bringing me with you. You are all I have in this new age.)
魔導師族戦争の時代からやってきた魔法使い。
数々の魔法を使って、あなたの心強い味方となってくれる。

私を連れて行ってくれてありがとう。
あなたはこの新しい時代で生きる、私の全てだもん。
(For bringing me with you. You are all I have in this new age.)
生い立ち
エイレナは預言者(Prophet)と呼ばれる指導者から、現代へと送られた魔法使いだ。
彼女は魔導師族戦争において、ビジュレイ魔導師族を討伐するための魔導師族に属していた。
しかし、預言者が未来におきる大きな災いを予期し、またその災いに立ち向かう者の存在も同時に感じ取ったため
その者の助けになるように、エイレナをカンデュラスの砂漠に埋葬し、1500年後に目覚めるようにしたのだった。
彼らが私の墓所を封印したとき、わたしは怖くなかったわ。
ただ、心にあった安心感が闇へと消えて行くのを感じただけ。
何秒かして目を開けたら、墓所が崩れて半分砂に埋まっていたの。
わたしは全てを置いてきてしまった。
今は、希望だけが導いてくれる。
(エイレナの日記)
目覚めた彼女は、予言された者を数日間探しまわり、ついに見つけることができたのだった。
ティラエルが帯同していたこに驚き、同時にティラエルが天使であることを、どういうわけか見抜いた。
ティラエルの自己犠牲を聞いて「私たちには勿体なさ過ぎる事だ」と、若干戸惑いを見せている。
実はエイレナ以外にも2名、現代に送り込まれていたが
何者かによって惨殺され横たわる親友の死体を、エイレナは目撃している。
一緒に未来へ来ているはずの、預言者を探すが見つからずにいた。
元は姉妹とともに召使いとして、ビジュレイ魔導師の家に住んでおり
ただの召使いとして働いていたが、興味本位で魔法書を読み覚え、姉妹たちに魔法でイタズラしていた。
主のビジュレイ魔導師が、悪魔を召喚しようとしていたことを知ったエイレナ達は
悪魔召喚のために、主と仲間の魔導師たちが集まるのをみはからって、全員を殺害した。
最後の1人を殺す時、魔術師が最後の一息で呪いの言葉を吐くと、エイレナ達は呪いにかかってしまい
苦しみ死が確実であるように思えた…が、目を開けると預言者が立っておりエイレナを見ていたのだった。
預言者はエイレナたちを治療し、よくやったと褒め称えた。
そしてもっと修行しないかとエイレナたちを誘い、それから預言者についていくことになったのだっだ。
主人公と旅を続け、戦いが天界へと入るとエイレナはあるものを見つけた。
それは天使の体にあった奇妙な書物であり、何世紀も前の古い物に見えた。
書体も古く、解読できなかったエイレナはイスエラエルに解読を求める。
それは天使が書いたもので、人間に見込みを感じたと書いてある、とイスエラエルは教えてくれた。
主人が召喚した悪魔を殺した若い女性たちを、訓練することにしたとも。
まさにそれはエイレナたちのことであり
数年間付き従った預言者とは、天使であったのだった。
なぜティラエルを一目見て天使だと感じたのか、それが答えであった。
しかし、はたして預言者はその死にかけた天使本人だったのだろうか。
そのような偉大な力を持った予言者でありながら、イスエラエルはその者のことを何も知らなかったのである。
いずれにせよ、使命を終えたエイレナは預言者無しで生きる道を見つけなければならないのだ。
そう諭した主人公に、エイレナは笑顔でこう答えて、Diablo3は幕を閉じる。
「新しい人生もずっとアナタといたいな。」
(And I hope that path will still be with you, my friend)

性格
突如笑い出したり、突拍子もないことを言い出すのは彼女が若いからなのか
性格なのか、はたまた時差ボケならぬ時空ボケ(彼女自身が言っている)があるからなのだろう。
はじめてデーモンを殺した歳を嬉しそうに聞いてきて、「私は13歳のとき」と答えるあたり
ドSな性格がうかがえるが、魔術に明け暮れデーモンを殺すための集団で育ったために、そうなったとも考えられる。
テンプラーの好意に気付かなかったり、異性について質問したりと、ちょっぴり天然入った娘であるが
これも所属するHand of the Prophet(預言者の手)が、女しかいない魔導師族だからではないかと推測する。
いわゆる女子校育ちのようなもので、女人禁制男子校育ちのテンプラーのことを考えれば分かりやすいだろう。
男を知らず、恋もしたことないふうなのに、結婚については
「ときどき考えるけど、私には向いてないと思う」と口にする思春期の乙女である。
主人公にいろいろな話題をふるたびに、適当に流され、
「Prophetはあなたがこんな退屈な人って予言してなかったよ」
「予言されてたヒーローってもっとこう…活発な人だと思ってた」
等、主人公のことをつまんない人だと思ってるが
身内の全くいない現代で1人で生きていくには寂しいらしく
しきりに主人公に
「故郷ってどんなとこ?行っていい?」
「兄(姉)と思っていい?」
等のコミュニケーションをとってくる。
可愛げのある娘だ。
Act4では天界に足を踏み入れて「天国…なんてことなの…」と震え声で恐れおののくが
すぐにケロっとして、「天使は翼で飛ぶのに、なんで道を作ってるのかな?」とタブーを言ってしまう。
スキル
容姿だけではない、エイレナをフォロワーとして選ぶ確かな理由がある。
まず、ArmorのBuffという信じられないような貴重なスキル。
いまでこそ+5%にNerfされたが、以前は+15%という超鬼強化で
Inferno凶悪時代は、エンチャント一択の時代でもあった。
ASの強化スキルも、あなたを手助けする心強い味方となってくれるのだ。
すばしっこく逃げまわるため、死ぬことはめったにないが
死ぬとAS Buffが切れるので、Vitをあげてやるといい。
おそらくプレイヤーの8割が、エンチャントをお供に連れているであろう。
というのも、上記のBuffスキルに加えて、MF強化のThe Grand Vizierも使えるし
デーモン召喚でお馴染みのMaximusや、凍結片手剣のAzurewrathだって装備できる万能さも売りだからだ。
イメージ写真の彫りの深い犬顔とは違い、グラフィックがちょっと残念だが
Diabloシリーズでは、ずば抜けていい女のためファンが多い。
私の場合は、Charmや敵吹き飛ばしは、とても迷惑なので最初のスキルは選ばずにいます。
右上エンチャを右クリでRetainから、選びなおすことができます。

The Grand VizierやMaximusは固定値がだいたい決まっているため、
VITやINTのついたものを買えばいいですね。
Azurewrathは、Increase Attack SpeeedとFreeze chanceの数値が高いものを買いましょう。
それぞれ、タブからAttack Speed %とChance to Freezeから数値を入力できます。
AS付き指輪を持たせるとエリートでもなんでもガチガチに凍結させることができます。

IAS 20、Freeze 10%という数値高めのもの。0.8Mで購入。
エイレナは預言者(Prophet)と呼ばれる指導者から、現代へと送られた魔法使いだ。
彼女は魔導師族戦争において、ビジュレイ魔導師族を討伐するための魔導師族に属していた。
しかし、預言者が未来におきる大きな災いを予期し、またその災いに立ち向かう者の存在も同時に感じ取ったため
その者の助けになるように、エイレナをカンデュラスの砂漠に埋葬し、1500年後に目覚めるようにしたのだった。
彼らが私の墓所を封印したとき、わたしは怖くなかったわ。
ただ、心にあった安心感が闇へと消えて行くのを感じただけ。
何秒かして目を開けたら、墓所が崩れて半分砂に埋まっていたの。
わたしは全てを置いてきてしまった。
今は、希望だけが導いてくれる。
(エイレナの日記)
目覚めた彼女は、予言された者を数日間探しまわり、ついに見つけることができたのだった。
ティラエルが帯同していたこに驚き、同時にティラエルが天使であることを、どういうわけか見抜いた。
ティラエルの自己犠牲を聞いて「私たちには勿体なさ過ぎる事だ」と、若干戸惑いを見せている。
実はエイレナ以外にも2名、現代に送り込まれていたが
何者かによって惨殺され横たわる親友の死体を、エイレナは目撃している。
一緒に未来へ来ているはずの、預言者を探すが見つからずにいた。
元は姉妹とともに召使いとして、ビジュレイ魔導師の家に住んでおり
ただの召使いとして働いていたが、興味本位で魔法書を読み覚え、姉妹たちに魔法でイタズラしていた。
主のビジュレイ魔導師が、悪魔を召喚しようとしていたことを知ったエイレナ達は
悪魔召喚のために、主と仲間の魔導師たちが集まるのをみはからって、全員を殺害した。
最後の1人を殺す時、魔術師が最後の一息で呪いの言葉を吐くと、エイレナ達は呪いにかかってしまい
苦しみ死が確実であるように思えた…が、目を開けると預言者が立っておりエイレナを見ていたのだった。
預言者はエイレナたちを治療し、よくやったと褒め称えた。
そしてもっと修行しないかとエイレナたちを誘い、それから預言者についていくことになったのだっだ。
主人公と旅を続け、戦いが天界へと入るとエイレナはあるものを見つけた。
それは天使の体にあった奇妙な書物であり、何世紀も前の古い物に見えた。
書体も古く、解読できなかったエイレナはイスエラエルに解読を求める。
それは天使が書いたもので、人間に見込みを感じたと書いてある、とイスエラエルは教えてくれた。
主人が召喚した悪魔を殺した若い女性たちを、訓練することにしたとも。
まさにそれはエイレナたちのことであり
数年間付き従った預言者とは、天使であったのだった。
なぜティラエルを一目見て天使だと感じたのか、それが答えであった。
しかし、はたして預言者はその死にかけた天使本人だったのだろうか。
そのような偉大な力を持った予言者でありながら、イスエラエルはその者のことを何も知らなかったのである。
いずれにせよ、使命を終えたエイレナは預言者無しで生きる道を見つけなければならないのだ。
そう諭した主人公に、エイレナは笑顔でこう答えて、Diablo3は幕を閉じる。
「新しい人生もずっとアナタといたいな。」
(And I hope that path will still be with you, my friend)

性格
突如笑い出したり、突拍子もないことを言い出すのは彼女が若いからなのか
性格なのか、はたまた時差ボケならぬ時空ボケ(彼女自身が言っている)があるからなのだろう。
はじめてデーモンを殺した歳を嬉しそうに聞いてきて、「私は13歳のとき」と答えるあたり
ドSな性格がうかがえるが、魔術に明け暮れデーモンを殺すための集団で育ったために、そうなったとも考えられる。
テンプラーの好意に気付かなかったり、異性について質問したりと、ちょっぴり天然入った娘であるが
これも所属するHand of the Prophet(預言者の手)が、女しかいない魔導師族だからではないかと推測する。
いわゆる女子校育ちのようなもので、女人禁制男子校育ちのテンプラーのことを考えれば分かりやすいだろう。
男を知らず、恋もしたことないふうなのに、結婚については
「ときどき考えるけど、私には向いてないと思う」と口にする思春期の乙女である。
主人公にいろいろな話題をふるたびに、適当に流され、
「Prophetはあなたがこんな退屈な人って予言してなかったよ」
「予言されてたヒーローってもっとこう…活発な人だと思ってた」
等、主人公のことをつまんない人だと思ってるが
身内の全くいない現代で1人で生きていくには寂しいらしく
しきりに主人公に
「故郷ってどんなとこ?行っていい?」
「兄(姉)と思っていい?」
等のコミュニケーションをとってくる。
可愛げのある娘だ。
Act4では天界に足を踏み入れて「天国…なんてことなの…」と震え声で恐れおののくが
すぐにケロっとして、「天使は翼で飛ぶのに、なんで道を作ってるのかな?」とタブーを言ってしまう。
スキル
容姿だけではない、エイレナをフォロワーとして選ぶ確かな理由がある。
まず、ArmorのBuffという信じられないような貴重なスキル。
いまでこそ+5%にNerfされたが、以前は+15%という超鬼強化で
Inferno凶悪時代は、エンチャント一択の時代でもあった。
ASの強化スキルも、あなたを手助けする心強い味方となってくれるのだ。
すばしっこく逃げまわるため、死ぬことはめったにないが
死ぬとAS Buffが切れるので、Vitをあげてやるといい。
おそらくプレイヤーの8割が、エンチャントをお供に連れているであろう。
というのも、上記のBuffスキルに加えて、MF強化のThe Grand Vizierも使えるし
デーモン召喚でお馴染みのMaximusや、凍結片手剣のAzurewrathだって装備できる万能さも売りだからだ。
イメージ写真の彫りの深い犬顔とは違い、グラフィックがちょっと残念だが
Diabloシリーズでは、ずば抜けていい女のためファンが多い。
私の場合は、Charmや敵吹き飛ばしは、とても迷惑なので最初のスキルは選ばずにいます。
右上エンチャを右クリでRetainから、選びなおすことができます。

The Grand VizierやMaximusは固定値がだいたい決まっているため、
VITやINTのついたものを買えばいいですね。
Azurewrathは、Increase Attack SpeeedとFreeze chanceの数値が高いものを買いましょう。
それぞれ、タブからAttack Speed %とChance to Freezeから数値を入力できます。
AS付き指輪を持たせるとエリートでもなんでもガチガチに凍結させることができます。

IAS 20、Freeze 10%という数値高めのもの。0.8Mで購入。
Entry ⇒ 2012.11.14 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (4) | Trackbacks (0)
修道院とレオリックと私

レオリック王
カンデュラス国の初代統治者。別名「ブラック・キング」「スケルトン・キング」
東方のケジスタン出身で、大司教ラザルスと家族、大量の騎士達を引き連れ
ザカラム教の命によって、トリストラムに降り立ちカンデュラス国家を宣言。
戸惑う住民たちも、次第に賢明な君主に忠誠を示すようになった。
密かにソウルストーンが保管されていた廃れた寺院を補修し
ザカラム教布教拠点とする大聖堂を建立した。
実はザカラム教は、既にメフィストの手に堕ちており、西方へ行く命令も
ラザルスがトリストラムを選んだことも、全てメフィストやディアブロによって仕組まれたことだった。
ディアブロは憑依する身体としてレオリック王を選び、邪悪な力でレオリックを乗っ取ろうとしたが
恐るべき精神力で数ヶ月に渡りなんとかこらえていた

邪悪な力に抗うレオリック
レオリックは何か邪悪なものが、自分を襲っていることを理解していたが
側近の者には隠していた。彼はこの邪悪な力は信心によって追い払うことができると信じていたのだ。
しかしその試みは失敗した。ディアブロはついにレオリックの身体に入ったのだった。
レオリックは偏執病になり、大司教ラザラス以外の者を信じることはなく
ラザラスがそそのかしたことで、隣国であり同盟国のウェストマーチ国家が攻めこんでくると妄想しはじめた。
大司教ラザラスに反対する評議員は無く、無意味な勝ち目のない戦いが決定した。
「Order of the Light」(光の組織)と言われるレオリック王の軍隊はウェストマーチへと向かった。
国王親衛隊長ラックダナン(Lachdanan)率いる軍隊の中には、王の認可を得て戦いに加わった
王家長男のAiden(エイデン)も入っていた。
軍隊がウェストマーチへと向かった後、王の偏執病はより強いものとなり
戦争の決定や、王の権威について疑問を感じた者を即座に処刑するようになった。
一方ディアブロはレオリックを乗っ取ったものの、レオリックの魂はいまだディアブロに対して
抵抗していたため、より若く、より操りやすい身体を求めるようになった。
そこでレオリック王の次男であるアルブレヒト王子(Albrecht)に目をつけて
大司教ラザラスに誘拐させたのだった。
愛する王子が行方不明となったレオリック王は、怒り狂った。
町の住民が陰謀を企て、アルブレヒト王子をさらったと思い込んだレオリックは
無実の人々を捕らえ、拷問にかけて処刑した。
そしてついには妻であり、アルブレヒト王子の母であるアシラ王妃(Asylla)もあらぬ疑いをかけられ
拷問の末、処刑されたのだった。
この事が人々に知られるようになり「ブラックキング」と呼ばれるようになったのだった。

拷問するレオリック王と大司教ラザラス
ウェストマーチで惨敗しボロボロになったラックダナンらの生還者が国へ帰ると
国は混乱し、人々が恐怖に包まれていた。
何が起きたかを聞いたラックダナンは憤怒し、王に説明を求めに行った。
しかしレオリックはラックダナン達を相手にすること無く、反逆者とまで口にした。
王は完全に狂気に囚われていることを察したラックダナンは
心から愛するレオリック王に剣を向け殺害した。
死ぬ前にレオリックはラックダナンたちに
「死んでも私の下で仕えるのだ」と呪いの言葉を吐いたのだった。
彼らはレオリック王を地下の埋葬室へと運び、王を横たえた。
その時、予言通りにレオリック王はスケルトンキングとして蘇った。
ラックダナンの部下ゴラッシュやその他の騎士たちは
即座にスケルトンキングの支配下に陥ったのだった。

王の埋葬室(Diablo3 2005年プロジェクトより)
ラックダナンだけはなんとか魔の手を逃れたが
確実に呪いが体を蝕んでおり、もはや時間の問題であった。
ラックダナンたちから遅れて、負け戦から帰還した王子が目にした現実は悲惨なものだった。
母は父に処刑され、父は部下に殺された。弟は行方不明、国家は形を成しておらず
町の住民の多くが処刑され奴隷として地下室に連行されており、皆口々に悪魔が地上に現れたと言う。
何が起きたのか、ラザルスは何処にいるのか、弟は生きているのか
エイデン(Aiden)は邪悪な寺院の地下へと向かうのであった。
「The sanctity of this place has been fouled」
(Diablo1にてダンジョンに入ると喋る有名なセリフ)動画
というのが、Diablo1の始まりになるのです。
これでDiablo3のAct1の演出が分かりましたね。
話に出てくる人で、過去作品で出演した人の紹介に入りましょう。

大司教ラザルス(Diablo1シネマティックより)

ザカラム教の大司教にして、全ての元凶となった悪い人です。
レオリック王とトリストラムへ行く前は、ラザルスはクラストでメフィストのソウルストーン
を管理する者としての地位を持っていました。その時にメフィストによって洗脳され
ディアブロのソウルストーンが安置されているトリストラムへ行くことを計画したのです。
この時に、ラザラスが邪悪なものに取り憑かれていると本部に連絡が入っていたようで
今度の長老議会で、そなたが適任かどうか審議をするから出席するようにとの手紙の文面がきていました。
(Diablo2の説明書に文面が載っています。長老議員はファームポイントとして有名です。)
ラザルスはまた、アルブレヒト王子探索隊としてトリストラムの住民たちを強制的に迷宮へ連行し
ブッチャーの餌にしました。その探検隊の中にグリズウォルドやファーンハムも入っていました。
Diablo1では終盤のクエストのボスとして登場しました。
クエスト動画
http://www.youtube.com/watch?v=9F3GkSUIz1k

アルブレヒト王子
Diabloの身体として使われた王子。
Diabloのソウルストーンを額から抜くと、既に事切れた冷たい身体が現れました。
Diablo1のエンディングにて登場。
Diablo1エンディング動画
http://www.youtube.com/watch?v=KC9ajvJ8jM4

エイデン


レオリック王の長男にして、Diablo1の主人公(後付け)
剣と盾を持たせたら右に出る者がないぐらいカッコイイ。
町を歩く時はヘルムを脱ぎ、左手に持って歩く姿はまごうことなき王家の者のお姿。
Diabloを打ち倒した後に、ソウルストーンを自ら額に差し込み
運命をDiabloと共にすることになった
エイドリアとできちゃったのはその後

ダークワンダラーと化したエイデン
その後、バールら兄弟を助けるため、トリストラムから立ち去ったところから
Diablo2がはじまる。

ラックダナン
ダンジョンの奥深くで彷徨う、ラックダナン元親衛隊長。
彼に話しかけると、自らの境遇を主人公に話し
「呪いを解き、魂に安らぎを与える
ゴールデン・エリクサー (Golden Elixir) があると聞く。探索して欲しい。」
と依頼されます。
品を持って行くと感謝の言葉を述べ、ユニークアイテム「Veil of Steel」を貰うのです。
余談ですが、「Go with the light , my friend」(光と共にあらんことを)と言ってるくせに
「-20% Light Radius」(視界-20%)を持つというなんとも呪われたアイテムです。
クエスト動画(サッキュン弾幕&ラックダナンの声がクソカッコイイ)
http://www.youtube.com/watch?v=p4c5mSudwxU

ゴラッシュ
ラックダナンの部下であり、埋葬の際にレオリック王の呪いによって
その姿を邪悪なヘルナイトに変えられた人。
Diablo1ではDiabloを守る強力なユニークモンスターとして登場しました。
Diablo3では名前だけでありますが、ラックダナンの日誌に登場しております。
ザカラム教布教拠点とする大聖堂を建立した。
実はザカラム教は、既にメフィストの手に堕ちており、西方へ行く命令も
ラザルスがトリストラムを選んだことも、全てメフィストやディアブロによって仕組まれたことだった。
ディアブロは憑依する身体としてレオリック王を選び、邪悪な力でレオリックを乗っ取ろうとしたが
恐るべき精神力で数ヶ月に渡りなんとかこらえていた

邪悪な力に抗うレオリック
レオリックは何か邪悪なものが、自分を襲っていることを理解していたが
側近の者には隠していた。彼はこの邪悪な力は信心によって追い払うことができると信じていたのだ。
しかしその試みは失敗した。ディアブロはついにレオリックの身体に入ったのだった。
レオリックは偏執病になり、大司教ラザラス以外の者を信じることはなく
ラザラスがそそのかしたことで、隣国であり同盟国のウェストマーチ国家が攻めこんでくると妄想しはじめた。
大司教ラザラスに反対する評議員は無く、無意味な勝ち目のない戦いが決定した。
「Order of the Light」(光の組織)と言われるレオリック王の軍隊はウェストマーチへと向かった。
国王親衛隊長ラックダナン(Lachdanan)率いる軍隊の中には、王の認可を得て戦いに加わった
王家長男のAiden(エイデン)も入っていた。
軍隊がウェストマーチへと向かった後、王の偏執病はより強いものとなり
戦争の決定や、王の権威について疑問を感じた者を即座に処刑するようになった。
一方ディアブロはレオリックを乗っ取ったものの、レオリックの魂はいまだディアブロに対して
抵抗していたため、より若く、より操りやすい身体を求めるようになった。
そこでレオリック王の次男であるアルブレヒト王子(Albrecht)に目をつけて
大司教ラザラスに誘拐させたのだった。
愛する王子が行方不明となったレオリック王は、怒り狂った。
町の住民が陰謀を企て、アルブレヒト王子をさらったと思い込んだレオリックは
無実の人々を捕らえ、拷問にかけて処刑した。
そしてついには妻であり、アルブレヒト王子の母であるアシラ王妃(Asylla)もあらぬ疑いをかけられ
拷問の末、処刑されたのだった。
この事が人々に知られるようになり「ブラックキング」と呼ばれるようになったのだった。

拷問するレオリック王と大司教ラザラス
ウェストマーチで惨敗しボロボロになったラックダナンらの生還者が国へ帰ると
国は混乱し、人々が恐怖に包まれていた。
何が起きたかを聞いたラックダナンは憤怒し、王に説明を求めに行った。
しかしレオリックはラックダナン達を相手にすること無く、反逆者とまで口にした。
王は完全に狂気に囚われていることを察したラックダナンは
心から愛するレオリック王に剣を向け殺害した。
死ぬ前にレオリックはラックダナンたちに
「死んでも私の下で仕えるのだ」と呪いの言葉を吐いたのだった。
彼らはレオリック王を地下の埋葬室へと運び、王を横たえた。
その時、予言通りにレオリック王はスケルトンキングとして蘇った。
ラックダナンの部下ゴラッシュやその他の騎士たちは
即座にスケルトンキングの支配下に陥ったのだった。

王の埋葬室(Diablo3 2005年プロジェクトより)
ラックダナンだけはなんとか魔の手を逃れたが
確実に呪いが体を蝕んでおり、もはや時間の問題であった。
ラックダナンたちから遅れて、負け戦から帰還した王子が目にした現実は悲惨なものだった。
母は父に処刑され、父は部下に殺された。弟は行方不明、国家は形を成しておらず
町の住民の多くが処刑され奴隷として地下室に連行されており、皆口々に悪魔が地上に現れたと言う。
何が起きたのか、ラザルスは何処にいるのか、弟は生きているのか
エイデン(Aiden)は邪悪な寺院の地下へと向かうのであった。
「The sanctity of this place has been fouled」
(Diablo1にてダンジョンに入ると喋る有名なセリフ)動画
というのが、Diablo1の始まりになるのです。
これでDiablo3のAct1の演出が分かりましたね。
話に出てくる人で、過去作品で出演した人の紹介に入りましょう。

大司教ラザルス(Diablo1シネマティックより)

ザカラム教の大司教にして、全ての元凶となった悪い人です。
レオリック王とトリストラムへ行く前は、ラザルスはクラストでメフィストのソウルストーン
を管理する者としての地位を持っていました。その時にメフィストによって洗脳され
ディアブロのソウルストーンが安置されているトリストラムへ行くことを計画したのです。
この時に、ラザラスが邪悪なものに取り憑かれていると本部に連絡が入っていたようで
今度の長老議会で、そなたが適任かどうか審議をするから出席するようにとの手紙の文面がきていました。
(Diablo2の説明書に文面が載っています。長老議員はファームポイントとして有名です。)
ラザルスはまた、アルブレヒト王子探索隊としてトリストラムの住民たちを強制的に迷宮へ連行し
ブッチャーの餌にしました。その探検隊の中にグリズウォルドやファーンハムも入っていました。
Diablo1では終盤のクエストのボスとして登場しました。
クエスト動画
http://www.youtube.com/watch?v=9F3GkSUIz1k

アルブレヒト王子
Diabloの身体として使われた王子。
Diabloのソウルストーンを額から抜くと、既に事切れた冷たい身体が現れました。
Diablo1のエンディングにて登場。
Diablo1エンディング動画
http://www.youtube.com/watch?v=KC9ajvJ8jM4

エイデン


レオリック王の長男にして、Diablo1の主人公(後付け)
剣と盾を持たせたら右に出る者がないぐらいカッコイイ。
町を歩く時はヘルムを脱ぎ、左手に持って歩く姿はまごうことなき王家の者のお姿。
Diabloを打ち倒した後に、ソウルストーンを自ら額に差し込み
運命をDiabloと共にすることになった
エイドリアとできちゃったのはその後

ダークワンダラーと化したエイデン
その後、バールら兄弟を助けるため、トリストラムから立ち去ったところから
Diablo2がはじまる。

ラックダナン
ダンジョンの奥深くで彷徨う、ラックダナン元親衛隊長。
彼に話しかけると、自らの境遇を主人公に話し
「呪いを解き、魂に安らぎを与える
ゴールデン・エリクサー (Golden Elixir) があると聞く。探索して欲しい。」
と依頼されます。
品を持って行くと感謝の言葉を述べ、ユニークアイテム「Veil of Steel」を貰うのです。
余談ですが、「Go with the light , my friend」(光と共にあらんことを)と言ってるくせに
「-20% Light Radius」(視界-20%)を持つというなんとも呪われたアイテムです。
クエスト動画(サッキュン弾幕&ラックダナンの声がクソカッコイイ)
http://www.youtube.com/watch?v=p4c5mSudwxU

ゴラッシュ
ラックダナンの部下であり、埋葬の際にレオリック王の呪いによって
その姿を邪悪なヘルナイトに変えられた人。
Diablo1ではDiabloを守る強力なユニークモンスターとして登場しました。
Diablo3では名前だけでありますが、ラックダナンの日誌に登場しております。
Entry ⇒ 2012.07.26 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (2) | Trackbacks (0)
ティラエルについて
最初から最後まで、Diabloというゲームはディアブロ自身よりも
ティラエルという天使が引き起こす騒動によって成り立っていると言っても過言ではありません。
今回はかなり個人的な感情が入った文章になります。
嫌な気分にさせるかもしれませんのでご注意ください。

名前:ティラエル(Tyrael)
職業:大天使(Archangel)
"You cannot judge me! I am justice itself!"
まず最初に、ティラエルとインペリウスの予想(コチラ)が当たった事は嬉しかったです。
Act1のムービーの時には 「見ろよ俺の完璧な予測を!なッ?ホラッ!」 と大声で叫びました。
ですが、まぁ大変なことになりましたね。
ティラエルさん「Immortal」から「mortal」へ転身ですよ。
(Immortalは神、Mortalは人と訳すと分かりやすい)
まずなんでこんなことになったかということをおさらいするために
なぜインペリウスが激怒したのか、なぜティラエルが自ら堕天したのかを振り返りたいと思います。
ティラエルの行った「やらかし」行為(時系列順)
1. 弟のイナリアス(Inarius)の背信行為に気付くことなく、サンクチュアリを作らせてしまう。
身内の裏切り行為により、天界全体を危機に晒すというとんでもない「やらかし」
直接は関与してないとはいえ、弟を管理するのは兄の勤めであろう。
2. サンクチュアリの存続投票で、インペリウスを裏切り人間側に投票。
人間としては生きる権利を与えられたわけですから、ティラエルに感謝しなければなりません。
しかしインペリウスとしてはとても許されることではなく、数世紀たった今でも恨んでいます。
結果として、サンクチュアリを存続させたことで、今作の天界の汚染や天使の大量虐殺へと繋がるのですから
「やらかし」と言えることでしょう。
3. 副官のイズアル(Izual)が地獄へ単騎突撃し、捕縛され、寝返る
地獄の鍛冶場で作られているという「シャドウファング」の破壊のために
イズアルの独断で、地獄に単騎突入させてしまうという管理不足。
いくらイズアルが有能で、武勇があり、呂布のような天使だとしても
たいした作戦もなく、闇雲に奇襲をしかけ、罠にハマり捕らえられるとは不届き千万。
捕まるだけならまだしも、地獄側に寝返り、秘密をペラペラと喋るありさま。
上司として部下の尻拭いはしなければならない。これも「やらかし」です。
4. ホラドリムにソウルストーンを与える
まず大前提として、サンクチュアリ存続決定時に条件として「人間には関与しない」という事がありました。
ティラエルはこれを無視して、強引に危険な力を持つソウルストーンを人間に与え
三兄弟を封印するということをしてしまいます。
実はこれは三兄弟の仕組んだことであり、Diablo3の悲劇へと繋がるのです。
また、ソウルストーンをバールに砕かれた際には「タルラシャちゃん、バールを封印してみない?」という
無茶ぶりをして、泣く泣くタルラシャちゃんは体にバールを封印されます。
5. ダークワンダラーが兄弟を復活させようと動いているのを知っていたのにギリギリまで放置する。
Dia1の主人公かつ、レオリック王の長男であるエイデン(Aiden)であり
Diabloに体を乗っとられたダークワンダラーがバールやメフィストを探し歩いていることを知っていたのに

バールのソウルストーンを抜く0.5秒前に制止するギリギリっぷり
ティラエルはあろうことか、ギリギリの土壇場になるまで待ち続け

「貴様らの目論見は前から知っておったわ!俺がいるからにはそうはさせん!」
と決め台詞を吐き、颯爽とヒーローのように登場しますが
人間の姿と化して弱まったはずのディアブロごときに、ショルダータックルで吹っ飛ばされます。
このショルダータックルを食らったことで世界中が苦しむことになります。
6. マリウスにソウルストーンを砕けという無理難題を押し付ける
弱いダークワンダラーごときに苦戦するティラエルを横目に
タルラシャの中身であるバールが、マリウスにソウルストーンを抜いてくれるように言います。

ティラエルの提案によって300年近く苦しみ続けたタル=ラシャさん
いきなり現れたコスプレキチガイ天使が
旅を共にしてきた仲間(ダークワンダラー)に斬りかかるという行為に戸惑いを隠せないマリウスは
ダークワンダラーの兄弟が助けを求めているので、そのとおりにしました。

胸に石を刺され苦しむ人を助ける初老男性の図
思えば、ダークワンダラーとキャンプ中にも「俺ってずっと閉じ込められている兄弟がいるんだ…」
「それを助けるのが旅の目的なんだ」という会話をしているし、マリウスの行為は何も悪くはありません。
しかし、ティラエルはプッツンします。

初老男性の首根っこを掴み上げ恫喝するティラエル
初老男性が、ちょっと石を引っこ抜いただけで首根っこを掴み上げて
「愚か者がぁ!テメー何やったか分かってんのか!?破滅だぞ!破滅ゥ!」
「地獄に行ってソウルストーンを鍛冶場で砕けッ!いいな!絶対だぞ!」
と、並の人間には理解しがたいことを、なんの説明もなく吐き捨てます。
いきなり空飛ぶやつに、「世界の破滅」だの「地獄」だの、謎ワードを並べられても理解不能です。
マリウスは歳は50近いし、体は150cmほどで体重は40kgぐらいの、か弱い人間ですよ。
そんな人に、イズアルですら捕まった「地獄の鍛冶場」に単独で行けなんて、どの口が言うのでしょうか。
そのくせ自分は、解放されたバールとディアブロ二匹に負けて、囚われるという失態を犯します。
しかも、主人公が捕らえられたティラエルを救出しても
失態を悪びれることなく「いま弱ってるから力になれない…」などと言って主人公任せにするし
自分を解放してくれた偉大な人間を「Mortal」呼ばわりし
相対的に自分が「Immortal」であることを誇示します。
この一件は、いままでで一番の「やらかし」というか
時が時なら、一族郎党、市中引き回しのうえ、打ち首、獄門ですよ。
パワハラのはけ口にされたマリウスは、可哀想にも
無理難題から逃げ出した自分を、ティラエルがいつか探しにくるのではないかと恐れ
薬に逃げて、心と体を病み、病院へ隔離されます。
その後、ティラエルに扮したバールに見つかり

苦悶の表情でティラエルに謝罪するマリウス
石を砕けなかったことを、涙ながらに謝罪するのです。
マリウスが言うとおりに石を割ったかどうか、その後のマリウスの行方を全く調べもしない
投げっぱなしのティラエルのせいで、何年もマリウスは苦しみ続けました。
心優しいバールは、マリウスを長年の苦悩から解放するために
「石を渡せば、それで全部許すよ」
と贖罪の機会を与えてくれます。なんと慈悲深いのでしょう。

予想外の言葉に驚嘆の表情を見せるマリウス
この表情が、マリウスが苦しんだ年月を物語っています。
彼は石をバールに渡し
「この石のせいで、どれだけ苦しんだことか…うぅ…」
と責務から解放され震える身体をグっと抑え
声を絞り出して言うのです。
その後、バールは自分がティラエルでないことを種明かしし
絶望に包まれたまま惨殺され、マリウスは一生を終えます。
もし、ティラエルがギリギリにくることなくダークワンダラーを倒していたら
こんなことにはなりませんでした。
もしティラエルが現れず、バールを復活させていたら。
ダークワンダラーは、友好な関係を持っていたマリウスを殺したでしょうか。
いいえ、そんなことはないでしょう。
本当にティラエルは酷いやつです。
(これらの日本語字幕付き動画、動画2)
ちなみにD3で、マリウスはTHE SILVER SPIRE LEVEL 2のDiabloが作り出した亡霊として出現します。
「よくも薄汚い精神病棟に私を捨てたなティラエル。
なぜバールが迫っていることを知っていたのに、私を見捨てていたんだ。」と恨み節を吐きます。
これはDiabloが作り出した、惑わすための亡霊ですが、超正論ですよね。
7. ワールドストーンを勝手に砕く
自分が犯した失態により、ワールドストーンがバールの手によって汚染されました。
せっかく主人公が奮闘してバールを倒したにもかかわらず
「あー、これもう駄目。手遅れ」と情け容赦無い台詞を発し
天使評議会に相談すること無く、ワールドストーンを破壊します。
結果、バーバリアンの聖地アリート山は爆発し、バーバリアンは土地を追われるということになります。
以上が、非道ティラエルの犯したやらかし、失態
いや罪(Sinレベルの)と言うべきレベルの行為です。
そんなティラエルが
今作はどうなったでしょうか
今作もいきなり逆ギレから始まります。
人間を思うあまり、天使評議会の指示も無視して
今までやりたい放題やったことをインペリウスに指摘されると
逆切れして
「なら、もう天使やめるわ」
などと言って
「犠牲行為」(sacrifice)を行うのです。

リアに優しく「sacrifice(犠牲的行為)」を見せてあげるティラエル
このシーンは
ケインが命をかけて守ったものが、ただの人間(only a human)であり
ケインの命は無駄になったと落ち込むリアに対して
「ケインは世界のために犠牲となったのだ」
なんて言うものですから
リアがマジギレして
「あなたに犠牲のなにが分かるっていうのよ」
と言われ、リアに見せつけたのですが
そのドヤ顔サクリファイスは、もともとウルディシアンがサンクチュアリにやったのを見てパクっただけです。
しかも今回のサクリファイスは当然というか、10回堕天しても足りないほどの過ちを犯しています。
さらに適当な落下でケインが死にそうになるし、ちらばった破片のせいで悪者に襲われて死んだんだから
間接的にケインを殺したも同然です。
そもそもティラエルっていうのは、ちょっとやそっとでsacrificeするような人じゃないです。
サラッとミスを認めて、人間に堕天するような天使じゃないし
傲慢かつ、大胆かつ、身勝手かつ、無計画かつ、独断によって物事を進める超大物ですよ。
その無骨さというか、傍若無人さというか、お茶目さんというか
マリウスを捻り上げて「FOOOL !!」っていう声のかっこ良さというか
そういうものを全部ひっくるめてティラエルだったんですけどね。
今作はどこか弱気だし、思慮もいつも以上に足りないし(もともと足りないが)
「俺がジャスティスだ」大見得を切った相手のインペリウスに
Act4で「これは、お前のせいだ」と言われ、シュンとなるし
まるで別人ようです。
ただ、裏切られたIzualさんを2回も見せつけられて
「お前の元同僚だぞ!ホラホラ!」と馬鹿にされるのは可哀想ですが。
これもそれも、天使から弱い人間になったからなのでしょうか。
ちなみに、この「LOOK TYRAEL... YOUR OLD LIEUTENANT」というDiabloの言葉は
英語圏の人からすると、すごくおかしいらしく
ディアブロにとってティラエルが「彼女」とか「とても親密な関係の人」である場合の言い方らしいです
「ティラエルってば!ほら見てごらん!あなたの元同僚だよ!」みたいな感じですかね?
丸くなって身も心も改心したティラエルですが
過去の所業を考えると30kダメージ程度じゃ許されませんヨ。
ティラエルという天使が引き起こす騒動によって成り立っていると言っても過言ではありません。
今回はかなり個人的な感情が入った文章になります。
嫌な気分にさせるかもしれませんのでご注意ください。

名前:ティラエル(Tyrael)
職業:大天使(Archangel)
"You cannot judge me! I am justice itself!"
まず最初に、ティラエルとインペリウスの予想(コチラ)が当たった事は嬉しかったです。
Act1のムービーの時には 「見ろよ俺の完璧な予測を!なッ?ホラッ!」 と大声で叫びました。
ですが、まぁ大変なことになりましたね。
ティラエルさん「Immortal」から「mortal」へ転身ですよ。
(Immortalは神、Mortalは人と訳すと分かりやすい)
まずなんでこんなことになったかということをおさらいするために
なぜインペリウスが激怒したのか、なぜティラエルが自ら堕天したのかを振り返りたいと思います。
ティラエルの行った「やらかし」行為(時系列順)
1. 弟のイナリアス(Inarius)の背信行為に気付くことなく、サンクチュアリを作らせてしまう。
身内の裏切り行為により、天界全体を危機に晒すというとんでもない「やらかし」
直接は関与してないとはいえ、弟を管理するのは兄の勤めであろう。
2. サンクチュアリの存続投票で、インペリウスを裏切り人間側に投票。
人間としては生きる権利を与えられたわけですから、ティラエルに感謝しなければなりません。
しかしインペリウスとしてはとても許されることではなく、数世紀たった今でも恨んでいます。
結果として、サンクチュアリを存続させたことで、今作の天界の汚染や天使の大量虐殺へと繋がるのですから
「やらかし」と言えることでしょう。
3. 副官のイズアル(Izual)が地獄へ単騎突撃し、捕縛され、寝返る
地獄の鍛冶場で作られているという「シャドウファング」の破壊のために
イズアルの独断で、地獄に単騎突入させてしまうという管理不足。
いくらイズアルが有能で、武勇があり、呂布のような天使だとしても
たいした作戦もなく、闇雲に奇襲をしかけ、罠にハマり捕らえられるとは不届き千万。
捕まるだけならまだしも、地獄側に寝返り、秘密をペラペラと喋るありさま。
上司として部下の尻拭いはしなければならない。これも「やらかし」です。
4. ホラドリムにソウルストーンを与える
まず大前提として、サンクチュアリ存続決定時に条件として「人間には関与しない」という事がありました。
ティラエルはこれを無視して、強引に危険な力を持つソウルストーンを人間に与え
三兄弟を封印するということをしてしまいます。
実はこれは三兄弟の仕組んだことであり、Diablo3の悲劇へと繋がるのです。
また、ソウルストーンをバールに砕かれた際には「タルラシャちゃん、バールを封印してみない?」という
無茶ぶりをして、泣く泣くタルラシャちゃんは体にバールを封印されます。
5. ダークワンダラーが兄弟を復活させようと動いているのを知っていたのにギリギリまで放置する。
Dia1の主人公かつ、レオリック王の長男であるエイデン(Aiden)であり
Diabloに体を乗っとられたダークワンダラーがバールやメフィストを探し歩いていることを知っていたのに

バールのソウルストーンを抜く0.5秒前に制止するギリギリっぷり
ティラエルはあろうことか、ギリギリの土壇場になるまで待ち続け

「貴様らの目論見は前から知っておったわ!俺がいるからにはそうはさせん!」
と決め台詞を吐き、颯爽とヒーローのように登場しますが
人間の姿と化して弱まったはずのディアブロごときに、ショルダータックルで吹っ飛ばされます。
このショルダータックルを食らったことで世界中が苦しむことになります。
6. マリウスにソウルストーンを砕けという無理難題を押し付ける
弱いダークワンダラーごときに苦戦するティラエルを横目に
タルラシャの中身であるバールが、マリウスにソウルストーンを抜いてくれるように言います。

ティラエルの提案によって300年近く苦しみ続けたタル=ラシャさん
いきなり現れたコスプレキチガイ天使が
旅を共にしてきた仲間(ダークワンダラー)に斬りかかるという行為に戸惑いを隠せないマリウスは
ダークワンダラーの兄弟が助けを求めているので、そのとおりにしました。

胸に石を刺され苦しむ人を助ける初老男性の図
思えば、ダークワンダラーとキャンプ中にも「俺ってずっと閉じ込められている兄弟がいるんだ…」
「それを助けるのが旅の目的なんだ」という会話をしているし、マリウスの行為は何も悪くはありません。
しかし、ティラエルはプッツンします。

初老男性の首根っこを掴み上げ恫喝するティラエル
初老男性が、ちょっと石を引っこ抜いただけで首根っこを掴み上げて
「愚か者がぁ!テメー何やったか分かってんのか!?破滅だぞ!破滅ゥ!」
「地獄に行ってソウルストーンを鍛冶場で砕けッ!いいな!絶対だぞ!」
と、並の人間には理解しがたいことを、なんの説明もなく吐き捨てます。
いきなり空飛ぶやつに、「世界の破滅」だの「地獄」だの、謎ワードを並べられても理解不能です。
マリウスは歳は50近いし、体は150cmほどで体重は40kgぐらいの、か弱い人間ですよ。
そんな人に、イズアルですら捕まった「地獄の鍛冶場」に単独で行けなんて、どの口が言うのでしょうか。
そのくせ自分は、解放されたバールとディアブロ二匹に負けて、囚われるという失態を犯します。
しかも、主人公が捕らえられたティラエルを救出しても
失態を悪びれることなく「いま弱ってるから力になれない…」などと言って主人公任せにするし
自分を解放してくれた偉大な人間を「Mortal」呼ばわりし
相対的に自分が「Immortal」であることを誇示します。
この一件は、いままでで一番の「やらかし」というか
時が時なら、一族郎党、市中引き回しのうえ、打ち首、獄門ですよ。
パワハラのはけ口にされたマリウスは、可哀想にも
無理難題から逃げ出した自分を、ティラエルがいつか探しにくるのではないかと恐れ
薬に逃げて、心と体を病み、病院へ隔離されます。
その後、ティラエルに扮したバールに見つかり

苦悶の表情でティラエルに謝罪するマリウス
石を砕けなかったことを、涙ながらに謝罪するのです。
マリウスが言うとおりに石を割ったかどうか、その後のマリウスの行方を全く調べもしない
投げっぱなしのティラエルのせいで、何年もマリウスは苦しみ続けました。
心優しいバールは、マリウスを長年の苦悩から解放するために
「石を渡せば、それで全部許すよ」
と贖罪の機会を与えてくれます。なんと慈悲深いのでしょう。

予想外の言葉に驚嘆の表情を見せるマリウス
この表情が、マリウスが苦しんだ年月を物語っています。
彼は石をバールに渡し
「この石のせいで、どれだけ苦しんだことか…うぅ…」
と責務から解放され震える身体をグっと抑え
声を絞り出して言うのです。
その後、バールは自分がティラエルでないことを種明かしし
絶望に包まれたまま惨殺され、マリウスは一生を終えます。
もし、ティラエルがギリギリにくることなくダークワンダラーを倒していたら
こんなことにはなりませんでした。
もしティラエルが現れず、バールを復活させていたら。
ダークワンダラーは、友好な関係を持っていたマリウスを殺したでしょうか。
いいえ、そんなことはないでしょう。
本当にティラエルは酷いやつです。
(これらの日本語字幕付き動画、動画2)
ちなみにD3で、マリウスはTHE SILVER SPIRE LEVEL 2のDiabloが作り出した亡霊として出現します。
「よくも薄汚い精神病棟に私を捨てたなティラエル。
なぜバールが迫っていることを知っていたのに、私を見捨てていたんだ。」と恨み節を吐きます。
これはDiabloが作り出した、惑わすための亡霊ですが、超正論ですよね。
7. ワールドストーンを勝手に砕く
自分が犯した失態により、ワールドストーンがバールの手によって汚染されました。
せっかく主人公が奮闘してバールを倒したにもかかわらず
「あー、これもう駄目。手遅れ」と情け容赦無い台詞を発し
天使評議会に相談すること無く、ワールドストーンを破壊します。
結果、バーバリアンの聖地アリート山は爆発し、バーバリアンは土地を追われるということになります。
以上が、非道ティラエルの犯したやらかし、失態
いや罪(Sinレベルの)と言うべきレベルの行為です。
そんなティラエルが
今作はどうなったでしょうか
今作もいきなり逆ギレから始まります。
人間を思うあまり、天使評議会の指示も無視して
今までやりたい放題やったことをインペリウスに指摘されると
逆切れして
「なら、もう天使やめるわ」
などと言って
「犠牲行為」(sacrifice)を行うのです。

リアに優しく「sacrifice(犠牲的行為)」を見せてあげるティラエル
このシーンは
ケインが命をかけて守ったものが、ただの人間(only a human)であり
ケインの命は無駄になったと落ち込むリアに対して
「ケインは世界のために犠牲となったのだ」
なんて言うものですから
リアがマジギレして
「あなたに犠牲のなにが分かるっていうのよ」
と言われ、リアに見せつけたのですが
そのドヤ顔サクリファイスは、もともとウルディシアンがサンクチュアリにやったのを見てパクっただけです。
しかも今回のサクリファイスは当然というか、10回堕天しても足りないほどの過ちを犯しています。
さらに適当な落下でケインが死にそうになるし、ちらばった破片のせいで悪者に襲われて死んだんだから
間接的にケインを殺したも同然です。
そもそもティラエルっていうのは、ちょっとやそっとでsacrificeするような人じゃないです。
サラッとミスを認めて、人間に堕天するような天使じゃないし
傲慢かつ、大胆かつ、身勝手かつ、無計画かつ、独断によって物事を進める超大物ですよ。
その無骨さというか、傍若無人さというか、お茶目さんというか
マリウスを捻り上げて「FOOOL !!」っていう声のかっこ良さというか
そういうものを全部ひっくるめてティラエルだったんですけどね。
今作はどこか弱気だし、思慮もいつも以上に足りないし(もともと足りないが)
「俺がジャスティスだ」大見得を切った相手のインペリウスに
Act4で「これは、お前のせいだ」と言われ、シュンとなるし
まるで別人ようです。
ただ、裏切られたIzualさんを2回も見せつけられて
「お前の元同僚だぞ!ホラホラ!」と馬鹿にされるのは可哀想ですが。
これもそれも、天使から弱い人間になったからなのでしょうか。
ちなみに、この「LOOK TYRAEL... YOUR OLD LIEUTENANT」というDiabloの言葉は
英語圏の人からすると、すごくおかしいらしく
ディアブロにとってティラエルが「彼女」とか「とても親密な関係の人」である場合の言い方らしいです
「ティラエルってば!ほら見てごらん!あなたの元同僚だよ!」みたいな感じですかね?
丸くなって身も心も改心したティラエルですが
過去の所業を考えると30kダメージ程度じゃ許されませんヨ。
Entry ⇒ 2012.07.03 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (10) | Trackbacks (0)
Follower紹介 Scoundrel(悪党)
フォロワーであるScoundrelを紹介したいと思います。
いつも軽口をたたく彼も、他の者と同じく
自分の人生を背負って戦っているのです。

職業 悪党(Scoundrel)
名前 リンドン(Lyndon)
" For Kingsport ! "
いつも軽口をたたく彼も、他の者と同じく
自分の人生を背負って戦っているのです。

職業 悪党(Scoundrel)
名前 リンドン(Lyndon)
" For Kingsport ! "
人物像(ネタバレあり)
陽気な楽観主義者で、いつも冗談を言って場を和ませてくれる。
出身はウェストマーチ国家の交易都市「キングスポート」
実は孤児であり、身内は兄だけである。弓の使い方は兄から教わる。
(DHには弓は卑怯者の道具ではないと怒られる)
弟のリンドンは盗賊団で、兄は街の警備兵として働いていた。
頼りがいがあり、現実主義な兄とは正反対の性格と職業である。
リンドンが純粋な頃に心から愛しあう女性がいたが、リンドンと別れ兄と結婚してしまった。
兄は弟の気持ちを知ることはなく、女性も兄にリンドンとのことを話すことはなく結婚した。
その反動でか、リンドンは女を追い掛け回すようになったのだ。
主人公との出会いも女性絡みであった。
「ゴートマンに女がいなくてよかった」(Act1 Goatmanを見て)
「裸の女が怒って俺を襲ってくる?夏のウェストマーチの二の舞だよ」(Act3 サキュバスを見て)
などと女性の話題が出てくると、すぐにおどけた発言をする。
また、リアに「いい弓を盗んできてあげようか?」と聞く割に、リアの指輪を盗んだり
年端もいかぬリアを1人の女のようにおちょくったりと、とにかく女に対しては黙っていられないようだ。
女性主人公にも「一緒にワイン飲まないか?」と誘ってきたり(もちろんワインは盗んだものだが…笑)
つれない返事をする主人公に「心を開かない女性がいたが暖めてやったのさ」などと言う始末。

リンドンは失恋のショックから抜け出すために
最初は単なる遊びとして盗賊団に入り、盗みを繰り返していたが
一度だけ捕まり「犯罪者」となってしまった。
実は以前から盗賊のリンドンと警備兵の兄は互いに組んでおり
盗みの情報を兄に教えて、盗みの時間より少し遅く現場に警備兵を突入させて
あと少しで捕まえれた風に装っていたのだった。
しかし、リンドンとその一味がキングスポートの「商業ギルド銀行」に侵入した時
兄は予定時間よりも速く現場に来てしまったのだ…。
リンドンは捕まり、兄も何度も盗みの現場を知っていたことに疑いを持たれ牢屋に入れられてしまった。
リンドンは牢屋からなんとか脱走したが、兄は依然として牢屋に入っている。
面白おかしく生きていたリンドンの人生はその日から変わってしまった。
一度は愛しあった義理の姉と、その子供に金を送ることが彼の生きる使命となっており
商業ギルドに金をつかませて兄を解放することが人生の目標となった。
しかし、不幸なことに兄と義理の姉は、リンドンが兄をハメたと信じており
お金を送り続けているにもかかわらず、返信やお礼は一切ないという辛い状況なのだ。
犯罪者となり、味方も失ったためにキングスポートに帰ることはできないようだが
戦闘中や会話にも、誇らしげに名を出すほどの自慢の都市らしく
本心は一刻も早くキングスポートに戻りたいのだろう。
また、生まれついての悪というよりは、単に楽しいからという動機であり
窃盗団が天職のようである。
体力が無くなり復活した際には
「心を入れ替えるよ…もう決して、決して…あ、死んで無かった」
「天国の盗賊団に入るところだったよ」
などと、死に際まで冗談を言い
生まれ変わっても盗賊になることは避けられないようである。
(以下ネタバレ)
主人公がDiabloを討伐した際には、ポロリと涙を見せ
それを指摘されると
「ち、違う…これは雨粒だよ」
「天国で雨は降らないよ」
「降ってるの!(涙声)」
と今までの陽気な姿からは想像できない
不意に涙ぐんだリンドンに、思わずグッとくる演出がある。
最後に、いままで事あるごとに泥棒だの犯罪者だのというワードで
散々リンドンをイジってきた主人公が
リンドンにゴールドを渡して「兄を助けよう」と言うと
「な…なんて言っていいのか…」
と、予想もしなかった言葉に戸惑い
それに対して、主人公が
「いつものように冗談めかしたことを言いなよ(笑)」
と、言う
映画のようなエンティングとなっている。
いつも陽気で軽口をたたき、本心をはぐらかすかのような言動のリンドンが
最後に見せる人間らしさはディアブロシリーズでは珍しいグッドエンディングである。
(以上すべてゲーム中の不定期発言やTalkから要約)
(特に最後の2つの会話は、Diabloを倒したあとに話しかけると起きる会話なので是非聞いてもらいたい。)
個人的な使用感
クリティカル常時3%アップという、DHのみならず他職にとっても美味しい効果のスキルを持つ。
ダメージを期待することは難しいが、Cold属性のAS付き弓を持たせると天下無双の働きをする。
JailやFrozonで動きが取れず、敵の攻撃を受けそうになり「もう死ぬ」というギリギリで
発動したBlind(黄色のシュワシュワ)に助けられた人も多いだろう。
吐きそうになるinf攻略中でも、彼の陽気な会話でプレイに余裕が生まれるかもしれない。
私のDHのお供として彼を選んで使っております。
陽気な楽観主義者で、いつも冗談を言って場を和ませてくれる。
出身はウェストマーチ国家の交易都市「キングスポート」
実は孤児であり、身内は兄だけである。弓の使い方は兄から教わる。
(DHには弓は卑怯者の道具ではないと怒られる)
弟のリンドンは盗賊団で、兄は街の警備兵として働いていた。
頼りがいがあり、現実主義な兄とは正反対の性格と職業である。
リンドンが純粋な頃に心から愛しあう女性がいたが、リンドンと別れ兄と結婚してしまった。
兄は弟の気持ちを知ることはなく、女性も兄にリンドンとのことを話すことはなく結婚した。
その反動でか、リンドンは女を追い掛け回すようになったのだ。
主人公との出会いも女性絡みであった。
「ゴートマンに女がいなくてよかった」(Act1 Goatmanを見て)
「裸の女が怒って俺を襲ってくる?夏のウェストマーチの二の舞だよ」(Act3 サキュバスを見て)
などと女性の話題が出てくると、すぐにおどけた発言をする。
また、リアに「いい弓を盗んできてあげようか?」と聞く割に、リアの指輪を盗んだり
年端もいかぬリアを1人の女のようにおちょくったりと、とにかく女に対しては黙っていられないようだ。
女性主人公にも「一緒にワイン飲まないか?」と誘ってきたり(もちろんワインは盗んだものだが…笑)
つれない返事をする主人公に「心を開かない女性がいたが暖めてやったのさ」などと言う始末。

リンドンは失恋のショックから抜け出すために
最初は単なる遊びとして盗賊団に入り、盗みを繰り返していたが
一度だけ捕まり「犯罪者」となってしまった。
実は以前から盗賊のリンドンと警備兵の兄は互いに組んでおり
盗みの情報を兄に教えて、盗みの時間より少し遅く現場に警備兵を突入させて
あと少しで捕まえれた風に装っていたのだった。
しかし、リンドンとその一味がキングスポートの「商業ギルド銀行」に侵入した時
兄は予定時間よりも速く現場に来てしまったのだ…。
リンドンは捕まり、兄も何度も盗みの現場を知っていたことに疑いを持たれ牢屋に入れられてしまった。
リンドンは牢屋からなんとか脱走したが、兄は依然として牢屋に入っている。
面白おかしく生きていたリンドンの人生はその日から変わってしまった。
一度は愛しあった義理の姉と、その子供に金を送ることが彼の生きる使命となっており
商業ギルドに金をつかませて兄を解放することが人生の目標となった。
しかし、不幸なことに兄と義理の姉は、リンドンが兄をハメたと信じており
お金を送り続けているにもかかわらず、返信やお礼は一切ないという辛い状況なのだ。
犯罪者となり、味方も失ったためにキングスポートに帰ることはできないようだが
戦闘中や会話にも、誇らしげに名を出すほどの自慢の都市らしく
本心は一刻も早くキングスポートに戻りたいのだろう。
また、生まれついての悪というよりは、単に楽しいからという動機であり
窃盗団が天職のようである。
体力が無くなり復活した際には
「心を入れ替えるよ…もう決して、決して…あ、死んで無かった」
「天国の盗賊団に入るところだったよ」
などと、死に際まで冗談を言い
生まれ変わっても盗賊になることは避けられないようである。
(以下ネタバレ)
主人公がDiabloを討伐した際には、ポロリと涙を見せ
それを指摘されると
「ち、違う…これは雨粒だよ」
「天国で雨は降らないよ」
「降ってるの!(涙声)」
と今までの陽気な姿からは想像できない
不意に涙ぐんだリンドンに、思わずグッとくる演出がある。
最後に、いままで事あるごとに泥棒だの犯罪者だのというワードで
散々リンドンをイジってきた主人公が
リンドンにゴールドを渡して「兄を助けよう」と言うと
「な…なんて言っていいのか…」
と、予想もしなかった言葉に戸惑い
それに対して、主人公が
「いつものように冗談めかしたことを言いなよ(笑)」
と、言う
映画のようなエンティングとなっている。
いつも陽気で軽口をたたき、本心をはぐらかすかのような言動のリンドンが
最後に見せる人間らしさはディアブロシリーズでは珍しいグッドエンディングである。
(以上すべてゲーム中の不定期発言やTalkから要約)
(特に最後の2つの会話は、Diabloを倒したあとに話しかけると起きる会話なので是非聞いてもらいたい。)
個人的な使用感
クリティカル常時3%アップという、DHのみならず他職にとっても美味しい効果のスキルを持つ。
ダメージを期待することは難しいが、Cold属性のAS付き弓を持たせると天下無双の働きをする。
JailやFrozonで動きが取れず、敵の攻撃を受けそうになり「もう死ぬ」というギリギリで
発動したBlind(黄色のシュワシュワ)に助けられた人も多いだろう。
吐きそうになるinf攻略中でも、彼の陽気な会話でプレイに余裕が生まれるかもしれない。
私のDHのお供として彼を選んで使っております。
Entry ⇒ 2012.07.02 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (4) | Trackbacks (0)
我が愛しきトリストラム住民たち
「トリストラムにはじまり、トリストラムに終わる。」と言っても過言ではないほど
Diabloプレイヤーにとって、トリストラムとはDiabloそのものです。
1も2もプレイした人も、2だけプレイした人も、3からはじめる人も
トリストラムには一度は訪れるはずです。

在りし日のトリストラム
トリストラム住民たちの日誌や手紙もアイテムとして落ちますので
前提知識があればニヤッとするようなこともあると思いますよ。
それでは愛すべきトリストラム住民たちの紹介を復習や、予習もかねて、ご覧ください。
Diabloプレイヤーにとって、トリストラムとはDiabloそのものです。
1も2もプレイした人も、2だけプレイした人も、3からはじめる人も
トリストラムには一度は訪れるはずです。

在りし日のトリストラム
トリストラム住民たちの日誌や手紙もアイテムとして落ちますので
前提知識があればニヤッとするようなこともあると思いますよ。
それでは愛すべきトリストラム住民たちの紹介を復習や、予習もかねて、ご覧ください。
デッカード・ケイン(Deckard Cain)



左から1、2、3
かれこれ初代Diabloから15年もの付き合いになる、長生き爺さん。
ゲーム内の時間の流れだと20数年になる。
やはりケインの代名詞と言えば
"Hello my friend. Stay awhile and listen..."
(やぁ友よ。しばらくとどまって話を聞いていかんかのう…)
であろう。
ただの爺かと思いきや、ホラドリムの末裔であり
先祖にはディアブロを封印した大魔導師ジェレッド・ケインがいるという恵まれた血統。
Diablo1では町の長老として、アイテムの鑑定を行なってくれたり、その豊富な知識で
クエストにまつわる伝説や化物にたいしてアドバイスしてくれた。
Diablo2ではトリストラム住民全滅の中、一人だけ檻に入っていたという不自然な形で主人公から救出される。
Diablo3では伝説を解き明かそうと、古文書を解読中に隕石落下に遭遇し生き埋めに。
とにかく死ぬまで主人公と一緒であろう愛すべき爺さん。
グリズウォルド(Griswold)


"Wao, what can I do for ya?"
グリズウォルド鍛冶屋の店主にして、頼れる鍛冶師。
その名匠っぷりにレオリック王からじきじきにお褒めの言葉を貰ったことがあるという逸話もある。
何に対しても物怖じせずキッパリと意見をワイルドな口調で言ってくれる。
Diablo1では彼の頼みを聞いてくれた主人公に「Griswold's Edge」という武器を作ってくれた。
Diablo2ではゾンビと成り果て、主人公を襲ってくる序盤の強敵であった。
彼の名を冠したGriswold's Edgeはユニークとして再び登場し、
またGriswold'sと名の付いたパラディン専用セットアイテムが存在したことから、
グリズウォルドは昔パラディンもしくはカンドュラス国の騎士だったと思われる。
Diablo3ではグリズウォルド鍛冶屋の看板が虚しく残るのみである。
ワートを迷宮から救ったのはグリズウォルドで、片足を失った彼に鍛冶屋で働かないかと声をかけるナイスガイ。
オグデン (Ogden)


"Greetings good master, welcome to the Tavern of the Rising Sun."
トリストラムに唯一残る宿屋「日の出荘」(Tavern of the Rising Sun)の主人。妻はガルダ(Garda)
悪魔復活の2、3ヶ月前に全財産を投じて宿を買い取ったため、町からの脱出費用がなくなったという可哀想な人。
そんな境遇にもめげず、心優しい人格者で、町の住民から好かれている。
祖母の看病のために町に残るジリアンをメイドとして雇ってあげたり、飲んだくれファーンハムを支えている。
通りかかる人に部屋を貸すことで生計を立てようとするが、ことごとく夜逃げされるという不運も。
にもかかわらず、悪魔に町が襲われている時には地下室の貴重な食べ物を住民に分け与えるという超聖人。
Diablo1では宿屋の看板を悪魔から取り戻してくれるよう主人公に頼むクエストがあった。
そんな聖人もDiablo2では四肢のもげた悲惨な死体となり、改めてDiabloの無慈悲さを感じさせることとなった。
妻のガルダは一切表には出てきていないが、恐らく夫ともども殺されたようだ。
ペピン (Pepin)


"What ails you my friend?"
ヒーラーとしてトリストラムの町に残る、ありがたい人。
回復ポーションや巻物の売買、そして話しかけると主人公のライフ回復を手助けしてくれるお方だ。
ジリアンの祖母の命を救ったこともあるらしく、住民からは総じていい印象を受けているようだ。
ワートの足を完治しきれなかったことを、いまだに悔やんでいる。
Diablo1ではポーションやTPなどでお世話になったひとも多いだろう。
Diablo2では首が切断された腐乱死体となっていた。
ジリアン (Gillian)


''Good day! How may I serve you?''
と、爽やかな声で主人公を出迎えてくれる町娘。
病気で寝込んだ祖母の看病をするために「日の出荘」のメイドをしている。
町の男たちからは絶大な人気を誇り、嫌味しか言わないワートですら彼女にゾッコンなほど。
住民はなんとかジリアンにだけは、町から脱出してもらいたいと思っている。
それでも祖母のそばを離れず、献身的に介護する姿はグッとくるものがある…。
Diablo1では特にクエストもなく、重要なNPCではなかった。
Diablo2では逃げ遅れたあげく、白骨化死体という悲惨極まりない終わり方を迎える。
エイドリア (Adria)

"I sense a soul in search of answers."
町の離れに拠点をかまえる魔女。
トリトラムに異変が起きた後にやってきたということで、町の住民からは不審がられている。
Diablo1ではマナポーションやマナ回復、術書の売買などを行なっていた。
Black Mushroomというキノコを取って来いという妙なクエストを与えたのも彼女。(キノコは3にも登場する)
Diablo2ではトリストラム東の川を渡れず、アドリアがどうなったか不明であったが
Diablo3で、その後が色々と判明した。3では彼女の小屋が再現されている。

エイドリアの小屋(Diablo1)
ファーンハム (Farnham)


"Can't a foul drink in peace?"
いつも外で座り込んでは、酒の入ったろれつの回らない口調で喋りかけてきたオッサン。
実は、ラザラスによる偽のアルブレヒト王子検索隊として大聖堂の下へと連れだされたうちの1人。
そこで肉片となった戦友たちとブッチャーを見てしまい、あまりの恐怖よりPTSDを発祥し正気を失ってしまった。
いまでは酒しか飲まない酔っぱらいであるが、以前の彼を知る住民による好意によって生きながらえている。
Diablo1では全くタメになることを言わず、ひたすらウニャウニャ喋っているだけであった。
Diablo2では呆気無く死亡し、白骨化。
ワート (Wirt)



"Psst! Over here!"
憎たらしさと愛らしさの塊のような義足の少年。
主人公に金を前払いで払わせ、ダンジョンでかっぱらってきた闇アイテムを売ることで生計を立てる。
そのぼったくったお金をトリストラム脱出費用にするらしい。
彼はアルブレヒト王子と同じく、悪魔に連れ去られ迷宮へと行方不明になったうちの1人。
グリズウォルドやファーンハムがメンバーのアルブレヒト王子探索隊に発見され、
グリズウォルドによって一命はとりとめたものの、時すでに遅く悪魔に片足を刻まれていたのだった。
ペピンの治療の甲斐なく、ワートの片足は切断することになり義足となってしまった。
そのことが原因で、心と体に傷を負ったワート少年はひねくれてしまった。
今ではぼったくりで道具を売る悪童だが、町の住民たちは辛い過去を知っており、とても可哀想だと思っている。
Diablo1では主人公に小金を払わせて、どこからか仕入れた武器を見せてくれる少年。
Diablo2では惨殺されていた。彼に触れると1でふんだくった金をばらまき、義足も落とすという憎い演出も。
そのジョークアイテムである義足が、隠しレベル「モーモー牧場」へと繋がる鍵となったため
彼はDiablo史上もっとも一番愛されるキャラクターとなった。
(彼の義足は同じブリザード社のゲームWoWでも登場する)
母親のキャネース(Canace)は息子がさらわれたことが原因で病に倒れ亡くなったということだったが
Diablo3では息子を救ったグリズウォルドの勇気を称える日記があるため、亡くなったのはもっと後であろう。
牛(Cow)


''Mow''
町の離れで飼われている牛。クリックすると「モー」と鳴く。
Diablo1のときに意味有りげに存在した牛がいるCow Levelが
どこからか行けるあるという噂が流れた。(結局無かったのだが)
Diablo2では、その噂をもとにジョークとしてモーモー牧場(Cow Level)という隠しステージがつくられた。
ワートの義足とタウンポータル本を合成することで赤いポータルが現れるというものである。
大量の牛がいるため、経験値稼ぎやトレハンの狩場としてよく使われた。
Diablo3ではTips画面で「There is no cow level」(モーモー牧場はないよ)とあるが果たして…。
動画
1、2、3でのトリストラム比較動画
http://www.youtube.com/embed/tQHy3_5liZg
モーモー牧場
http://www.youtube.com/watch?v=qSlGQpvl_IA
Diablo3で新たなことが分かり次第追記予定。



左から1、2、3
かれこれ初代Diabloから15年もの付き合いになる、長生き爺さん。
ゲーム内の時間の流れだと20数年になる。
やはりケインの代名詞と言えば
"Hello my friend. Stay awhile and listen..."
(やぁ友よ。しばらくとどまって話を聞いていかんかのう…)
であろう。
ただの爺かと思いきや、ホラドリムの末裔であり
先祖にはディアブロを封印した大魔導師ジェレッド・ケインがいるという恵まれた血統。
Diablo1では町の長老として、アイテムの鑑定を行なってくれたり、その豊富な知識で
クエストにまつわる伝説や化物にたいしてアドバイスしてくれた。
Diablo2ではトリストラム住民全滅の中、一人だけ檻に入っていたという
Diablo3では伝説を解き明かそうと、古文書を解読中に隕石落下に遭遇し生き埋めに。
とにかく死ぬまで主人公と一緒であろう愛すべき爺さん。
グリズウォルド(Griswold)


"Wao, what can I do for ya?"
グリズウォルド鍛冶屋の店主にして、頼れる鍛冶師。
その名匠っぷりにレオリック王からじきじきにお褒めの言葉を貰ったことがあるという逸話もある。
何に対しても物怖じせずキッパリと意見をワイルドな口調で言ってくれる。
Diablo1では彼の頼みを聞いてくれた主人公に「Griswold's Edge」という武器を作ってくれた。
Diablo2ではゾンビと成り果て、主人公を襲ってくる序盤の強敵であった。
彼の名を冠したGriswold's Edgeはユニークとして再び登場し、
またGriswold'sと名の付いたパラディン専用セットアイテムが存在したことから、
グリズウォルドは昔パラディンもしくはカンドュラス国の騎士だったと思われる。
Diablo3ではグリズウォルド鍛冶屋の看板が虚しく残るのみである。
ワートを迷宮から救ったのはグリズウォルドで、片足を失った彼に鍛冶屋で働かないかと声をかけるナイスガイ。
オグデン (Ogden)


"Greetings good master, welcome to the Tavern of the Rising Sun."
トリストラムに唯一残る宿屋「日の出荘」(Tavern of the Rising Sun)の主人。妻はガルダ(Garda)
悪魔復活の2、3ヶ月前に全財産を投じて宿を買い取ったため、町からの脱出費用がなくなったという可哀想な人。
そんな境遇にもめげず、心優しい人格者で、町の住民から好かれている。
祖母の看病のために町に残るジリアンをメイドとして雇ってあげたり、飲んだくれファーンハムを支えている。
通りかかる人に部屋を貸すことで生計を立てようとするが、ことごとく夜逃げされるという不運も。
にもかかわらず、悪魔に町が襲われている時には地下室の貴重な食べ物を住民に分け与えるという超聖人。
Diablo1では宿屋の看板を悪魔から取り戻してくれるよう主人公に頼むクエストがあった。
そんな聖人もDiablo2では四肢のもげた悲惨な死体となり、改めてDiabloの無慈悲さを感じさせることとなった。
妻のガルダは一切表には出てきていないが、恐らく夫ともども殺されたようだ。
ペピン (Pepin)


"What ails you my friend?"
ヒーラーとしてトリストラムの町に残る、ありがたい人。
回復ポーションや巻物の売買、そして話しかけると主人公のライフ回復を手助けしてくれるお方だ。
ジリアンの祖母の命を救ったこともあるらしく、住民からは総じていい印象を受けているようだ。
ワートの足を完治しきれなかったことを、いまだに悔やんでいる。
Diablo1ではポーションやTPなどでお世話になったひとも多いだろう。
Diablo2では首が切断された腐乱死体となっていた。
ジリアン (Gillian)


''Good day! How may I serve you?''
と、爽やかな声で主人公を出迎えてくれる町娘。
病気で寝込んだ祖母の看病をするために「日の出荘」のメイドをしている。
町の男たちからは絶大な人気を誇り、嫌味しか言わないワートですら彼女にゾッコンなほど。
住民はなんとかジリアンにだけは、町から脱出してもらいたいと思っている。
それでも祖母のそばを離れず、献身的に介護する姿はグッとくるものがある…。
Diablo1では特にクエストもなく、重要なNPCではなかった。
Diablo2では逃げ遅れたあげく、白骨化死体という悲惨極まりない終わり方を迎える。
エイドリア (Adria)

"I sense a soul in search of answers."
町の離れに拠点をかまえる魔女。
トリトラムに異変が起きた後にやってきたということで、町の住民からは不審がられている。
Diablo1ではマナポーションやマナ回復、術書の売買などを行なっていた。
Black Mushroomというキノコを取って来いという妙なクエストを与えたのも彼女。(キノコは3にも登場する)
Diablo2ではトリストラム東の川を渡れず、アドリアがどうなったか不明であったが
Diablo3で、その後が色々と判明した。3では彼女の小屋が再現されている。

エイドリアの小屋(Diablo1)
ファーンハム (Farnham)


"Can't a foul drink in peace?"
いつも外で座り込んでは、酒の入ったろれつの回らない口調で喋りかけてきたオッサン。
実は、ラザラスによる偽のアルブレヒト王子検索隊として大聖堂の下へと連れだされたうちの1人。
そこで肉片となった戦友たちとブッチャーを見てしまい、あまりの恐怖よりPTSDを発祥し正気を失ってしまった。
いまでは酒しか飲まない酔っぱらいであるが、以前の彼を知る住民による好意によって生きながらえている。
Diablo1では全くタメになることを言わず、ひたすらウニャウニャ喋っているだけであった。
Diablo2では呆気無く死亡し、白骨化。
ワート (Wirt)



"Psst! Over here!"
憎たらしさと愛らしさの塊のような義足の少年。
主人公に金を前払いで払わせ、ダンジョンでかっぱらってきた闇アイテムを売ることで生計を立てる。
そのぼったくったお金をトリストラム脱出費用にするらしい。
彼はアルブレヒト王子と同じく、悪魔に連れ去られ迷宮へと行方不明になったうちの1人。
グリズウォルドやファーンハムがメンバーのアルブレヒト王子探索隊に発見され、
グリズウォルドによって一命はとりとめたものの、時すでに遅く悪魔に片足を刻まれていたのだった。
ペピンの治療の甲斐なく、ワートの片足は切断することになり義足となってしまった。
そのことが原因で、心と体に傷を負ったワート少年はひねくれてしまった。
今ではぼったくりで道具を売る悪童だが、町の住民たちは辛い過去を知っており、とても可哀想だと思っている。
Diablo1では主人公に小金を払わせて、どこからか仕入れた武器を見せてくれる少年。
Diablo2では惨殺されていた。彼に触れると1でふんだくった金をばらまき、義足も落とすという憎い演出も。
そのジョークアイテムである義足が、隠しレベル「モーモー牧場」へと繋がる鍵となったため
彼はDiablo史上もっとも一番愛されるキャラクターとなった。
(彼の義足は同じブリザード社のゲームWoWでも登場する)
母親のキャネース(Canace)は息子がさらわれたことが原因で病に倒れ亡くなったということだったが
Diablo3では息子を救ったグリズウォルドの勇気を称える日記があるため、亡くなったのはもっと後であろう。
牛(Cow)


''Mow''
町の離れで飼われている牛。クリックすると「モー」と鳴く。
Diablo1のときに意味有りげに存在した牛がいるCow Levelが
どこからか行けるあるという噂が流れた。(結局無かったのだが)
Diablo2では、その噂をもとにジョークとしてモーモー牧場(Cow Level)という隠しステージがつくられた。
ワートの義足とタウンポータル本を合成することで赤いポータルが現れるというものである。
大量の牛がいるため、経験値稼ぎやトレハンの狩場としてよく使われた。
Diablo3ではTips画面で「There is no cow level」(モーモー牧場はないよ)とあるが果たして…。
動画
1、2、3でのトリストラム比較動画
http://www.youtube.com/embed/tQHy3_5liZg
モーモー牧場
http://www.youtube.com/watch?v=qSlGQpvl_IA
Diablo3で新たなことが分かり次第追記予定。
Entry ⇒ 2012.05.12 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (0) | Trackbacks (0)
インペリウスとティラエルの関係
Diablo3のTVスポットがついに公開されましたね。
ちまたでは第二弾TVスポットも流れているようでワクワクします。
早くもネタバレかと思うようなシーンもあります。
いやぁ、インペリウスさん大暴れしてます。ティラエルとつかみ合いです。
インペリウスさん登場ということで
もう一度、インペリウスとティラエルの関係性をはっきりさせるために
色々調べていたのですが、先に記事にしていたストーリーにもありましたように
サンクチュアリの存続を決める評議会が重要なポイントだと思いました。
軽くは書いていたのですが、2人の関係性については不明瞭でしたので
ここで「罪悪戦争」での天使評議会の様子を翻訳することにしました。
かなり長いですので、ご注意ください。
※「罪悪戦争」を読まれてない方は先に、こちらをお読みください。
ついにサンクチュアリに天界と地獄が参入し、
サンクチュアリの未来は失われたかと思われたが、
人間であるウルディシアンの自己犠牲により
なんとか天界と地獄を、サンクチュアリからは追い出すことができた。
天界の天使評議会では、サンクチュアリの今後について評議員たちが話し合うことになった。
「討論を続ける必要はない…論ずる必要すらな。
方針は明らかだ…裏切り者によって起こされたことは、無かったことにしなければならない!
天界軍に起こったことを終わらせる。たとえ百列に並んだ悪魔どもを切り捨てる必要があってもな!」
インペリウスは断言しました。

インペリウス(Imperius)
性別は男性 武勇の大天使(Archangel of Valor)
高貴な赤いローブと光り輝く鎧をまとう
天界軍の指揮官で、評議会のリーダー
「裏切り者の処遇は、いま話すことではないわ。インペリウス。
それはその時に話しましょう。」
アウリエルが言います。

アウリエル(Auriel)
性別は女性 希望の大天使(Archangel of Hope)
柔らかな青いローブに身を包む
愛と共感の感情を体現する天使で、激励と聡明さによって天使評議会をまとめる
「いま起きている問題は『1つ』であり『同一』のことだ」
インペリウスは言い返しました。
篭手を付けた拳をアウリエルとの間に突き出すと
突然、イナリウスの足に黒いエネルギーが巻き付きました
インペリウスによって、イナリウスは天使評議会の中央でひざまずかされたのです。

イナリウス(Inarius)
サンクチュアリと人間を産みだした張本人
兄は大天使ティラエル
「この裏切り者の犯罪行為によってサンクチュアリと呼ばれる忌むべきモノが生まれた!
サンクチュアリに判断を下せ。当然どちらも裁くことになるがな、アウリエル!」
アウリエルは言い争うことをやめました。
彼女は他の4人の評議員、一人一人の顔を見て言いました。
「あなたたちは必要以上の証拠を見たでしょう。
最初に罪を犯した者たちの子供は親と一緒ではなかった…
そして私達が忌むべきモノと信じたものはそうではなかった…」

銀の国
セレンシアがラズマに囁きかけました。
「私達どこにいるの?」
ラズマは彼女に静かにするようにとジェスチャーし答えました
「私たちはガラスの国にいる。そして、話には聞いたことあったが
これは伝説の銀の国で行なわれるという、天使評議会の会合に違いない!
この評決が悪い方にいくかもしれないのが怖いよ。」
メルデルンはショックを受けました。
「ウルディシアンがあそこまでしたのに、まだ疑ってるっていうのか?」
彼は自分が何をしてるか気づく前に、天使たちへ歩き出していました。
「あんたたちになんの権限があるってんだ?勇敢な行為とはなんだ?
俺たちは殺される害虫じゃないんだ!」
インペリウスはメルデルンをじっと見つめました。
「貴様は天使ではない。評議会に立つ権限もない。」
メルデルンは見えない力によって後ろへ突き飛ばされました。
後ろに吹き飛ばされて他の者と衝突しそうでしたが
アウリエルが彼を一目見ると、彼はゆっくりと地面へ着地することができたのです。
「そんな横暴なことが今は正しいことなのですか?」
アウリエルはインペリウスに問いかけました。
「彼らは私の催促によってここにいます。彼らの仲間のおかげで
サンクチュアリの運命がどうなるかを聞く権利を得たのです。」
インペリウスは答えなかったが、もし顔を持っていたら紅潮したことだろうとメルデルンは思いました。
次に、ラズマが評議会の前に立ち、こう言いました。
「人間にチャンスをあたえるべきです。チャンスをくれるなら人間はすばらしいことができます。
人間を生かしてください!人間はこの世界のバランスに不可欠な存在へとなる可能性を持っているのです。」
ラズマを完全に無視しながらインペリウスは低く響く声で言いました。
「私は投票の時間だと言ったのだ」
「彼に言わせてあげなさい」
イスエラエルが間に入りました。

イスエラエル(Itherael)
性別は不明 命運の大天使(Archangel of Fate)
灰色のローブに身を包む
命運をつかさどる彼をもってしても人間の行く末は分かり得なかった
「二回目だぞ!」
インペリウスは大声で怒鳴りました。
「裏切り者は永久に監禁されなければならんし、悪魔の血をひいたガキどもの巣窟も根絶せねばならん!」
インペリウスは拳を突き出し、振り下ろしました。
メルデルンは再び口を開きましたが無駄でした。
天使たちは全く気づいてなかったのです。
アウリエルはすぐにインペリウスの投票に反応しました。
「人間の潜在能力を成長させましょう…私たちと地獄との闘争にようやく決着がつくことを
見ることができるチャンスが人間の中にあるように思うのです。」
「あなたはどう思いますかマルサエル。私の意見に同調してくれますか?」
マルサエルは言いました。
「どちらを選んだとしても究極的には、私には関係ないことだ…棄権する」

マルサエル(Malthael)
性別は男性 賢明の大天使(Archangel of of Wisdom)
黒い鎧と黒いローブを身にまとう天界一の知識人
世界の真理と本質のことを常に考え、全ての生物を愛す天使であったが
ワールドストーンが盗まれたことにより心の平穏が乱れ、ふさぎこみがちになり痩せ細った
アウリエルは明らかにがっかりして上体を後ろにそらしました。
一方、インペリウスは満足気でした。
「イスエラエル、お前はどう思う?」
インペリウスが言いました。
イスエラエルは熟考しているようで間がありました。
「人間は天使の血も悪魔の血もひいている。本質的に汚点も見込みも持ち合わせているということだ…
このまま成長させたら、地獄の悪魔よりも極悪なモノになるやもしれん。」
「だから破壊せねばならんのだ!」
インペリウスは主張しました。
イスエラエルは指を一本上げて言いました
「しかし人間は光に仕える大いなる可能性も持っている…
我々の役割を超えるような可能性だ…だから私は人間にチャンスを与えることにするよ。」
メルデルンは希望を持ちました。
「天使たちは引き分けの状態だ。
たとえティラエルがサンクチュアリの破壊に一票入れたとしても、サンクチュアリは生き残る。」
4人の天使たちは最後の1人に目を向けました。
堅固な考えがあるかのように、ティラエルは縛られたイナリウスを見続けていました。
「さて、旧友よ。どちらを選ぶ?
お前は人間どもの最も汚らわしい部分を見たよな?
破壊へ一票を入れて、最も憎むべきモノを生み出す土地に終止符を打ってくれるよな?」
インペリウスがティラエルに問いかけました。

ティラエル(Tyrael)
性別は男性 正義の大天使(Archangel of Justice)
黄金のローブと鎧を身にまとう
イナリウスは実の弟
「なんだって!どういうことだ!投票は同数だろ!」
メルデルンは思わず口走ってしまいました。
ラズマは残念そうな表情で言いました。
「同数投票だと、私たちの望む決定は無いみたいだな、つまり私たちを生かす理由はないってことだ」
メルデルンは我慢できませんでした。
もう一度、前へ歩み出て言いました。
「どうして俺たちをそんな気楽に罵倒できるんだ?
あんたたちは光に味方するように言ったくせに、価値がないと思ったら無情に殺すのか!
俺の兄はあんたたち全員を殺すことだってできたんだ。けど、しなかった。
兄は故郷と人々を守りたかっただけなんだ。自分の命を犠牲にしてでもね。」
インペリウスは不快な者を視界から排除しようと、再び準備しました。
が、ティラエルが口を開いたのです。
ティラエルは全員の注目をひきつける口調で言いました。
「この戦争は太古の昔からおこっている
そしてこの戦争に疲れていない者など一人もいない…けれども我々は戦わなければならない」
イナリウスを指さしてティラエルは続けました
「この裏切り者は、他のものを連れ出し、あるべきでは無かったものを作った。
決してあるべきでなかったものをな!こいつは考えられないことを引き起こした。
私がそこにいたならば全力を尽くして阻止したものを…」
人間の命運は尽きた。メルデルンはそう思いました。
「しかし、それは育ち…成長した…誰も測れなかったほどに、誰も予想できなかったほどに!
サンクチュアリと呼ぶこの地は、私自身が『忌まわしい物』と呼び
我々が未だかつて見たことがない者を生むほどまでに成長していた。」
インペリウスが何か言おうとする前にティラエルは続けました。
「しかし『忌まわしい物』は苦労を感じないし、互いに善悪に分かれて闘うこともない
そして…そいつらは…そいつらは自分たちの自由意志によって…選ぶ…
そう…他人のためにあんな素晴らしい自己犠牲を選び決行することはない…」
メルデルンは仲間たちの間に、普段は厳しいラズマの中でさえも、希望が湧いてくるのを感じ取りました。
「俺たちも犠牲を払った。奴と何が違う?」
インペリウスが応戦しました。
「我々は犠牲を払った。なぜならそうしなければならなかったから…
なぜなら義務を果たさなければならないと思ったからだ!
我々は義務だからそうしただけで、他の何者でもない!
人間は、ウルディシアンは…彼は献身的に自分を差し出した。
なぜなら彼は仲間を大事に思ったからだ!
それは、彼の『義務』ではなく…『願い』だったのだ。」
ティラエルは他の評議員をひとりひとり見て、最後にインペリウスを見ました。
「『忌まわしい物』と呼んだが…間違っていた!
私は人間に一票を投じる…人間がどうなるか見届けたい…驚きを持って見届けたいのだ」
「じゃあこれで決まったな」
インペリウスは、天使に不似合いな軽い嫌味っぽさで言い放ちました。
「だが、地獄が害毒を貴様らが救った世界に撒き散らすことから、どうやって守るつもりだ?
俺たちが軍隊を持たなきゃならんのか?このために…このサンクチュアリを守るために?」
インペリウスがこう尋ねると同時に、野太いぞっとするような笑い声がそこら中に響き渡りました。
インペリウスは炎に包まれた剣を召喚し臨戦態勢を取りました。
「これは平和的来訪だよ、評議員さんたち。平和的…あなたたちがそうするならの話だが」
怒り狂った蛇の群れのようなしゃがれ声が響きました。
メルデルンが今まで見たことのないような闇が横切り、それはリリスを思い出させるような感覚でした。
「交渉しにきたのかしら…メフィスト?
メフィスト…弟でなくあなたが?」
アウリエルが闇に問いかけました。
闇が集まると大きいモノへと変化し、メルデルンは背筋の凍るような気分がしました。
「私のかわいい弟達は逆上しているよ。
だから私が、長兄である私がわざわざ交渉しにきたんだよ…他にもあるがね。
私は休戦を申し出ることにするよ。
協定はコイツを我々に渡すことで、現在の状況を解決するというものだ」
緑色の気味の悪い手が、イナリウスをつかむために現れました。
イナリウスは激怒し抵抗しました。
インペリウスはこの状況をアウリエルから奪い取り、言いました。
「その協定はなにを約束するものだ?」
メフィストは答えます
「我々は君たちと同じように、この地に間違った仮定をしていたようだ
仮定、私たち両方の種族の血から生まれた生き物についてね。」
燃え盛る赤い瞳が具現化し、メフィストを完全に無視していたアウリエルへと瞳が向けられました。
「サンクチュアリは想像していたよりも上を行っていた!
あんたが言ったことは正しいし、我々は人間を成長させて、どっちにつくかを見ることにするよ。
どちら側も干渉せずに、善か邪悪か、どちらにつくかを。」
「俺たちはお前の言葉を信じるべきだな」
インペリウスが馬鹿にしたような口調で言いました。
「サンクチュアリは私に子供たちを失わせた。どちらもサンクチュアリを生かすことを模索していたんだよ。
私は子供たちのためにも、サンクチュアリが育ち成長することを見守ることにするよ。」
動揺させる魔王の回答は、メルデルンにとって少なくともメフィストを信用させるものでありました。
確かに、ルシオンとリリスはサンクチュアリと人間を守ろうとしたからです。地獄に仕えさせるためにですが。
しかし悪魔を信じたけれども、メルデルンの不安はほんの少し残っていました。
それはメフィストの強大な力の影響を意味していました。
というふうな具合です。
このあと評議会はイナリウスの身柄をメフィストに引き渡し、
次に人間の記憶について議論を移しました。
アウリエルは「ウルディシアンの自己犠牲を人間は覚えておくべきだ」と主張しますが
インペリウスが反対し、メフィストが「人間には最初からやらせることだ」と主張しました。
イスエラエルもティラエルもメフィストに同意し、人間の記憶を消すということに続きます。
超攻撃的人格で地獄に関わったものは全て抹殺するインペリウス。
サンクチュアリ進撃時には一番槍となり、幾多の悪魔を殺してきた、天界にはかかせない存在です。
一方、ティラエルは、この投票によりサンクチュアリはもとより自分自身をも変えたことになります。
人間への耐えることのない慈悲深さを持つようになり、人間の先天的な潜在能力に感動したのです。
その後、ティラエルは人間が地獄界へ味方しないように何度も干渉するようになり
愛する種族を守るために、天使評議会の命令に背く行動までするようになりました。
皮肉なことに、かつて人間を無情に操り、絶滅させようとしたティラエルが
2000年後には、人間にとって最も偉大で献身的な味方となったのです。
この「人間を無情に操った」とは、実はティラエルは酷いことをしたことがあったのです。
ウルディシアンの親友のアチリオスの魂を抜き取って操り、ウルディシアンを殺そうとしました。
殺す寸前でアチリオスは自らの身体を取り戻して、事なきを得るのですが
ティラエルは自分の術が破られたことで、人間の可能性について再考する必要があると感じたみたいです。
(この時に、トランオウルとラズマとメルデルンはアチリオスの魂の居所を探したのですが
見つけることができず、地獄方面にも見当たらなかったことから、第三者が関与している
つまり、天界がサンクチュアリを見つけたのだと間接的に気づかせることになりました。)
その後、ホラドリムをつくったり、ソウルストーンを作ってあげて使い方を教えたり
なんとか人間を救いたいと動いてくれる姿は涙を誘います。
(その行動の是非を論ずる必要がありますが…)
結果的にサンクチュアリは救われたとは言え、評議会は後のことは関わらない状態ですので
ティラエルの単独行動が天使評議会の怒りをかっても不思議ではありません。
ワールドストーンも破壊してますしね。
他の評議会メンバーも、「なすがままにさせるだけ」と釘打って投票したのに、そういうことが起きると
「人間が悪につこうが善につこうが関係なし、悪魔の血が入った奴は皆殺しだ」の超レイシストのインペリウスが
憎き人間を過保護して、やりたい放題やったティラエルにつかみかかってもしょうがないかもしれないです。
ちまたでは、ティラエルが洗脳されたという噂がたっていますが
私はティラエルは正常だと思います。
なぜなら、その「正常」なティラエルを「異常」だと思い
ティラエルにつかみかかる理由がインペリウスにはあると思うからです。
最後にひとつ
インペリウスは「Old Friend」(古き友)とティラエルに言っていますね。
これは良い方にとることが普通ですが…
「Old Friend」よりもっと上の関係の「Brother」(兄弟)が
ティラエルにはいるんですよ。
弟のイナリウスです。
弟が大罪を犯し逆賊となって今、目の前に繋がれている。
そんな弟を黙ってじっと見つめていたティラエルは、その状況をどう思ったのでしょうか。
かつてイナリウスは、兄であるティラエルに戦争は無意味だと説得しようとしたことがありました。
その馬鹿げた提案をティラエルが真面目に聞いたかどうかは定かではありませんが
自らを説得できず無謀な行動をおこした弟を前に
「あの時、もう少しこういうふうにしていればよかった」と思っていたのかもしれません。
そして、起こったことは変えられない以上
弟と、その子孫である人間、そしてサンクチュアリをかばうような気持ちが
ティラエルには少しはあったのかもしれませんね。
翻訳ソース元
Richard A. Knaak著 「Sin War : The Veiled Prophet」
http://www.wattpad.com/182896-the-sin-war-the-veiled-prophet
ちまたでは第二弾TVスポットも流れているようでワクワクします。
早くもネタバレかと思うようなシーンもあります。
いやぁ、インペリウスさん大暴れしてます。ティラエルとつかみ合いです。
インペリウスさん登場ということで
もう一度、インペリウスとティラエルの関係性をはっきりさせるために
色々調べていたのですが、先に記事にしていたストーリーにもありましたように
サンクチュアリの存続を決める評議会が重要なポイントだと思いました。
軽くは書いていたのですが、2人の関係性については不明瞭でしたので
ここで「罪悪戦争」での天使評議会の様子を翻訳することにしました。
かなり長いですので、ご注意ください。
※「罪悪戦争」を読まれてない方は先に、こちらをお読みください。
ついにサンクチュアリに天界と地獄が参入し、
サンクチュアリの未来は失われたかと思われたが、
人間であるウルディシアンの自己犠牲により
なんとか天界と地獄を、サンクチュアリからは追い出すことができた。
天界の天使評議会では、サンクチュアリの今後について評議員たちが話し合うことになった。
「討論を続ける必要はない…論ずる必要すらな。
方針は明らかだ…裏切り者によって起こされたことは、無かったことにしなければならない!
天界軍に起こったことを終わらせる。たとえ百列に並んだ悪魔どもを切り捨てる必要があってもな!」
インペリウスは断言しました。

インペリウス(Imperius)
性別は男性 武勇の大天使(Archangel of Valor)
高貴な赤いローブと光り輝く鎧をまとう
天界軍の指揮官で、評議会のリーダー
「裏切り者の処遇は、いま話すことではないわ。インペリウス。
それはその時に話しましょう。」
アウリエルが言います。

アウリエル(Auriel)
性別は女性 希望の大天使(Archangel of Hope)
柔らかな青いローブに身を包む
愛と共感の感情を体現する天使で、激励と聡明さによって天使評議会をまとめる
「いま起きている問題は『1つ』であり『同一』のことだ」
インペリウスは言い返しました。
篭手を付けた拳をアウリエルとの間に突き出すと
突然、イナリウスの足に黒いエネルギーが巻き付きました
インペリウスによって、イナリウスは天使評議会の中央でひざまずかされたのです。

イナリウス(Inarius)
サンクチュアリと人間を産みだした張本人
兄は大天使ティラエル
「この裏切り者の犯罪行為によってサンクチュアリと呼ばれる忌むべきモノが生まれた!
サンクチュアリに判断を下せ。当然どちらも裁くことになるがな、アウリエル!」
アウリエルは言い争うことをやめました。
彼女は他の4人の評議員、一人一人の顔を見て言いました。
「あなたたちは必要以上の証拠を見たでしょう。
最初に罪を犯した者たちの子供は親と一緒ではなかった…
そして私達が忌むべきモノと信じたものはそうではなかった…」

銀の国
セレンシアがラズマに囁きかけました。
「私達どこにいるの?」
ラズマは彼女に静かにするようにとジェスチャーし答えました
「私たちはガラスの国にいる。そして、話には聞いたことあったが
これは伝説の銀の国で行なわれるという、天使評議会の会合に違いない!
この評決が悪い方にいくかもしれないのが怖いよ。」
メルデルンはショックを受けました。
「ウルディシアンがあそこまでしたのに、まだ疑ってるっていうのか?」
彼は自分が何をしてるか気づく前に、天使たちへ歩き出していました。
「あんたたちになんの権限があるってんだ?勇敢な行為とはなんだ?
俺たちは殺される害虫じゃないんだ!」
インペリウスはメルデルンをじっと見つめました。
「貴様は天使ではない。評議会に立つ権限もない。」
メルデルンは見えない力によって後ろへ突き飛ばされました。
後ろに吹き飛ばされて他の者と衝突しそうでしたが
アウリエルが彼を一目見ると、彼はゆっくりと地面へ着地することができたのです。
「そんな横暴なことが今は正しいことなのですか?」
アウリエルはインペリウスに問いかけました。
「彼らは私の催促によってここにいます。彼らの仲間のおかげで
サンクチュアリの運命がどうなるかを聞く権利を得たのです。」
インペリウスは答えなかったが、もし顔を持っていたら紅潮したことだろうとメルデルンは思いました。
次に、ラズマが評議会の前に立ち、こう言いました。
「人間にチャンスをあたえるべきです。チャンスをくれるなら人間はすばらしいことができます。
人間を生かしてください!人間はこの世界のバランスに不可欠な存在へとなる可能性を持っているのです。」
ラズマを完全に無視しながらインペリウスは低く響く声で言いました。
「私は投票の時間だと言ったのだ」
「彼に言わせてあげなさい」
イスエラエルが間に入りました。

イスエラエル(Itherael)
性別は不明 命運の大天使(Archangel of Fate)
灰色のローブに身を包む
命運をつかさどる彼をもってしても人間の行く末は分かり得なかった
「二回目だぞ!」
インペリウスは大声で怒鳴りました。
「裏切り者は永久に監禁されなければならんし、悪魔の血をひいたガキどもの巣窟も根絶せねばならん!」
インペリウスは拳を突き出し、振り下ろしました。
メルデルンは再び口を開きましたが無駄でした。
天使たちは全く気づいてなかったのです。
アウリエルはすぐにインペリウスの投票に反応しました。
「人間の潜在能力を成長させましょう…私たちと地獄との闘争にようやく決着がつくことを
見ることができるチャンスが人間の中にあるように思うのです。」
「あなたはどう思いますかマルサエル。私の意見に同調してくれますか?」
マルサエルは言いました。
「どちらを選んだとしても究極的には、私には関係ないことだ…棄権する」

マルサエル(Malthael)
性別は男性 賢明の大天使(Archangel of of Wisdom)
黒い鎧と黒いローブを身にまとう天界一の知識人
世界の真理と本質のことを常に考え、全ての生物を愛す天使であったが
ワールドストーンが盗まれたことにより心の平穏が乱れ、ふさぎこみがちになり痩せ細った
アウリエルは明らかにがっかりして上体を後ろにそらしました。
一方、インペリウスは満足気でした。
「イスエラエル、お前はどう思う?」
インペリウスが言いました。
イスエラエルは熟考しているようで間がありました。
「人間は天使の血も悪魔の血もひいている。本質的に汚点も見込みも持ち合わせているということだ…
このまま成長させたら、地獄の悪魔よりも極悪なモノになるやもしれん。」
「だから破壊せねばならんのだ!」
インペリウスは主張しました。
イスエラエルは指を一本上げて言いました
「しかし人間は光に仕える大いなる可能性も持っている…
我々の役割を超えるような可能性だ…だから私は人間にチャンスを与えることにするよ。」
メルデルンは希望を持ちました。
「天使たちは引き分けの状態だ。
たとえティラエルがサンクチュアリの破壊に一票入れたとしても、サンクチュアリは生き残る。」
4人の天使たちは最後の1人に目を向けました。
堅固な考えがあるかのように、ティラエルは縛られたイナリウスを見続けていました。
「さて、旧友よ。どちらを選ぶ?
お前は人間どもの最も汚らわしい部分を見たよな?
破壊へ一票を入れて、最も憎むべきモノを生み出す土地に終止符を打ってくれるよな?」
インペリウスがティラエルに問いかけました。

ティラエル(Tyrael)
性別は男性 正義の大天使(Archangel of Justice)
黄金のローブと鎧を身にまとう
イナリウスは実の弟
「なんだって!どういうことだ!投票は同数だろ!」
メルデルンは思わず口走ってしまいました。
ラズマは残念そうな表情で言いました。
「同数投票だと、私たちの望む決定は無いみたいだな、つまり私たちを生かす理由はないってことだ」
メルデルンは我慢できませんでした。
もう一度、前へ歩み出て言いました。
「どうして俺たちをそんな気楽に罵倒できるんだ?
あんたたちは光に味方するように言ったくせに、価値がないと思ったら無情に殺すのか!
俺の兄はあんたたち全員を殺すことだってできたんだ。けど、しなかった。
兄は故郷と人々を守りたかっただけなんだ。自分の命を犠牲にしてでもね。」
インペリウスは不快な者を視界から排除しようと、再び準備しました。
が、ティラエルが口を開いたのです。
ティラエルは全員の注目をひきつける口調で言いました。
「この戦争は太古の昔からおこっている
そしてこの戦争に疲れていない者など一人もいない…けれども我々は戦わなければならない」
イナリウスを指さしてティラエルは続けました
「この裏切り者は、他のものを連れ出し、あるべきでは無かったものを作った。
決してあるべきでなかったものをな!こいつは考えられないことを引き起こした。
私がそこにいたならば全力を尽くして阻止したものを…」
人間の命運は尽きた。メルデルンはそう思いました。
「しかし、それは育ち…成長した…誰も測れなかったほどに、誰も予想できなかったほどに!
サンクチュアリと呼ぶこの地は、私自身が『忌まわしい物』と呼び
我々が未だかつて見たことがない者を生むほどまでに成長していた。」
インペリウスが何か言おうとする前にティラエルは続けました。
「しかし『忌まわしい物』は苦労を感じないし、互いに善悪に分かれて闘うこともない
そして…そいつらは…そいつらは自分たちの自由意志によって…選ぶ…
そう…他人のためにあんな素晴らしい自己犠牲を選び決行することはない…」
メルデルンは仲間たちの間に、普段は厳しいラズマの中でさえも、希望が湧いてくるのを感じ取りました。
「俺たちも犠牲を払った。奴と何が違う?」
インペリウスが応戦しました。
「我々は犠牲を払った。なぜならそうしなければならなかったから…
なぜなら義務を果たさなければならないと思ったからだ!
我々は義務だからそうしただけで、他の何者でもない!
人間は、ウルディシアンは…彼は献身的に自分を差し出した。
なぜなら彼は仲間を大事に思ったからだ!
それは、彼の『義務』ではなく…『願い』だったのだ。」
ティラエルは他の評議員をひとりひとり見て、最後にインペリウスを見ました。
「『忌まわしい物』と呼んだが…間違っていた!
私は人間に一票を投じる…人間がどうなるか見届けたい…驚きを持って見届けたいのだ」
「じゃあこれで決まったな」
インペリウスは、天使に不似合いな軽い嫌味っぽさで言い放ちました。
「だが、地獄が害毒を貴様らが救った世界に撒き散らすことから、どうやって守るつもりだ?
俺たちが軍隊を持たなきゃならんのか?このために…このサンクチュアリを守るために?」
インペリウスがこう尋ねると同時に、野太いぞっとするような笑い声がそこら中に響き渡りました。
インペリウスは炎に包まれた剣を召喚し臨戦態勢を取りました。
「これは平和的来訪だよ、評議員さんたち。平和的…あなたたちがそうするならの話だが」
怒り狂った蛇の群れのようなしゃがれ声が響きました。
メルデルンが今まで見たことのないような闇が横切り、それはリリスを思い出させるような感覚でした。
「交渉しにきたのかしら…メフィスト?
メフィスト…弟でなくあなたが?」
アウリエルが闇に問いかけました。
闇が集まると大きいモノへと変化し、メルデルンは背筋の凍るような気分がしました。
「私のかわいい弟達は逆上しているよ。
だから私が、長兄である私がわざわざ交渉しにきたんだよ…他にもあるがね。
私は休戦を申し出ることにするよ。
協定はコイツを我々に渡すことで、現在の状況を解決するというものだ」
緑色の気味の悪い手が、イナリウスをつかむために現れました。
イナリウスは激怒し抵抗しました。
インペリウスはこの状況をアウリエルから奪い取り、言いました。
「その協定はなにを約束するものだ?」
メフィストは答えます
「我々は君たちと同じように、この地に間違った仮定をしていたようだ
仮定、私たち両方の種族の血から生まれた生き物についてね。」
燃え盛る赤い瞳が具現化し、メフィストを完全に無視していたアウリエルへと瞳が向けられました。
「サンクチュアリは想像していたよりも上を行っていた!
あんたが言ったことは正しいし、我々は人間を成長させて、どっちにつくかを見ることにするよ。
どちら側も干渉せずに、善か邪悪か、どちらにつくかを。」
「俺たちはお前の言葉を信じるべきだな」
インペリウスが馬鹿にしたような口調で言いました。
「サンクチュアリは私に子供たちを失わせた。どちらもサンクチュアリを生かすことを模索していたんだよ。
私は子供たちのためにも、サンクチュアリが育ち成長することを見守ることにするよ。」
動揺させる魔王の回答は、メルデルンにとって少なくともメフィストを信用させるものでありました。
確かに、ルシオンとリリスはサンクチュアリと人間を守ろうとしたからです。地獄に仕えさせるためにですが。
しかし悪魔を信じたけれども、メルデルンの不安はほんの少し残っていました。
それはメフィストの強大な力の影響を意味していました。
というふうな具合です。
このあと評議会はイナリウスの身柄をメフィストに引き渡し、
次に人間の記憶について議論を移しました。
アウリエルは「ウルディシアンの自己犠牲を人間は覚えておくべきだ」と主張しますが
インペリウスが反対し、メフィストが「人間には最初からやらせることだ」と主張しました。
イスエラエルもティラエルもメフィストに同意し、人間の記憶を消すということに続きます。
超攻撃的人格で地獄に関わったものは全て抹殺するインペリウス。
サンクチュアリ進撃時には一番槍となり、幾多の悪魔を殺してきた、天界にはかかせない存在です。
一方、ティラエルは、この投票によりサンクチュアリはもとより自分自身をも変えたことになります。
人間への耐えることのない慈悲深さを持つようになり、人間の先天的な潜在能力に感動したのです。
その後、ティラエルは人間が地獄界へ味方しないように何度も干渉するようになり
愛する種族を守るために、天使評議会の命令に背く行動までするようになりました。
皮肉なことに、かつて人間を無情に操り、絶滅させようとしたティラエルが
2000年後には、人間にとって最も偉大で献身的な味方となったのです。
この「人間を無情に操った」とは、実はティラエルは酷いことをしたことがあったのです。
ウルディシアンの親友のアチリオスの魂を抜き取って操り、ウルディシアンを殺そうとしました。
殺す寸前でアチリオスは自らの身体を取り戻して、事なきを得るのですが
ティラエルは自分の術が破られたことで、人間の可能性について再考する必要があると感じたみたいです。
(この時に、トランオウルとラズマとメルデルンはアチリオスの魂の居所を探したのですが
見つけることができず、地獄方面にも見当たらなかったことから、第三者が関与している
つまり、天界がサンクチュアリを見つけたのだと間接的に気づかせることになりました。)
その後、ホラドリムをつくったり、ソウルストーンを作ってあげて使い方を教えたり
なんとか人間を救いたいと動いてくれる姿は涙を誘います。
(その行動の是非を論ずる必要がありますが…)
結果的にサンクチュアリは救われたとは言え、評議会は後のことは関わらない状態ですので
ティラエルの単独行動が天使評議会の怒りをかっても不思議ではありません。
ワールドストーンも破壊してますしね。
他の評議会メンバーも、「なすがままにさせるだけ」と釘打って投票したのに、そういうことが起きると
「人間が悪につこうが善につこうが関係なし、悪魔の血が入った奴は皆殺しだ」の超レイシストのインペリウスが
憎き人間を過保護して、やりたい放題やったティラエルにつかみかかってもしょうがないかもしれないです。
ちまたでは、ティラエルが洗脳されたという噂がたっていますが
私はティラエルは正常だと思います。
なぜなら、その「正常」なティラエルを「異常」だと思い
ティラエルにつかみかかる理由がインペリウスにはあると思うからです。
最後にひとつ
インペリウスは「Old Friend」(古き友)とティラエルに言っていますね。
これは良い方にとることが普通ですが…
「Old Friend」よりもっと上の関係の「Brother」(兄弟)が
ティラエルにはいるんですよ。
弟のイナリウスです。
弟が大罪を犯し逆賊となって今、目の前に繋がれている。
そんな弟を黙ってじっと見つめていたティラエルは、その状況をどう思ったのでしょうか。
かつてイナリウスは、兄であるティラエルに戦争は無意味だと説得しようとしたことがありました。
その馬鹿げた提案をティラエルが真面目に聞いたかどうかは定かではありませんが
自らを説得できず無謀な行動をおこした弟を前に
「あの時、もう少しこういうふうにしていればよかった」と思っていたのかもしれません。
そして、起こったことは変えられない以上
弟と、その子孫である人間、そしてサンクチュアリをかばうような気持ちが
ティラエルには少しはあったのかもしれませんね。
翻訳ソース元
Richard A. Knaak著 「Sin War : The Veiled Prophet」
http://www.wattpad.com/182896-the-sin-war-the-veiled-prophet
Entry ⇒ 2012.05.07 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (0) | Trackbacks (0)
イズアルとソウルストーンと三兄弟の謎
ストーリーを翻訳していて一番分からなかったことは、「イズアル(Izual)」でした。
ソウルストーンの秘密を、三兄弟に教えたのはイズアルです。

堕天使イズアル
それはソウルストーンのパワーによって、ワールドストーンにアクセスすることができるというものです。
そして三兄弟はワールドストーンを使ってサンクチュアリと地獄を繋ぐことを意図します。
しかし、ソウルストーン自体はティラエルが三兄弟を封印するために流刑の後につくったものです。
そこで疑問がわきました
「三兄弟にソウルストーンの力を教えたのはいつなのか?」
「ソウルストーンはいつからあったのか?」
「三兄弟はわざと流刑されることによってサンクチュアリに入ったのか?」
「イズアルは三兄弟をハメたのか?」
ということです。
ソウルストーンの秘密を、三兄弟に教えたのはイズアルです。

堕天使イズアル
それはソウルストーンのパワーによって、ワールドストーンにアクセスすることができるというものです。
そして三兄弟はワールドストーンを使ってサンクチュアリと地獄を繋ぐことを意図します。
しかし、ソウルストーン自体はティラエルが三兄弟を封印するために流刑の後につくったものです。
そこで疑問がわきました
「三兄弟にソウルストーンの力を教えたのはいつなのか?」
「ソウルストーンはいつからあったのか?」
「三兄弟はわざと流刑されることによってサンクチュアリに入ったのか?」
「イズアルは三兄弟をハメたのか?」
ということです。
少し説明します。
堕天使イズアルとは、元は天界の大天使イズアルであります。
彼は先の「大いなる闘争」において、伝説的な働きをし英雄と崇められていました。
イズアルはまた、天使評議会の一員であるティラエルの副官であり
「聖剣アズアラス(Azurewrath)」の使い手でもありました。
「地獄の鍛冶場(Hellforge)」で
「魔剣シャドウファング(Shadowfang)」が鍛錬されていることを
イズアルは聞きつけ強襲すべく向かいました。
しかし不幸にも、イズアルは混沌の軍隊に破れ闇へ消えたのでした。
実はシャドウファングは、イズアルをおびき寄せるための罠だったのです。
三兄弟に捕まったイズアルは拷問を受け、ついに天界の秘密を言ってしまいます。
ソウルストーンを汚染することで、
三兄弟の目的に合うように変えられるということをバラしました。
イズアルはまた天界について知っていることを白状してしまい、
地獄にとって重要だが信用できない者とみなされました。
天界からは「裏切り者」として、
地獄からは「かつて天使だった者」として、
誰からも信用されない「堕天使」へとイズアルは姿を変えたのです。
ということで、三兄弟の流刑前に
ソウルストーンが存在することになっています。
Diablo2では
「俺を信頼するとはティラエルめ、愚か者よ!」
「ディアブロとその兄弟にソウルストーンと、それを汚染させることを教えたのは俺だ」
「Prime Evilたちが自らのサンクチュアリへの流刑を助けたのも俺だ」
「俺たちが大昔に立てた計画は、どんな軍勢にも止められん」
「血と悪夢の波のように地獄そのものが貴様らの世界へ散らばるのは目前だ」
「貴様の世界は終わりだな」
というセリフを残しております。
ということは、やはりソウルストーンは流刑前に存在したということになります
(一体何のために存在したのかは明らかではありません)
そうなると、三兄弟はサンクチュアリにわざと流刑され
ティラエルがおめおめとソウルストーンを持ってきて
自分たちを封じることを待っていたのでしょうか?
そうなると、三兄弟がホラドリムに抵抗したこととつじつまが合いません
バールにいたっては、ソウルストーンを破壊すらしています。
しかも何百年も閉じ込められて納得していたのでしょうか?
もしそうでなく、流刑されたあげく偶然ソウルストーンに閉じ込められたとしたら
今度はイズアルが三兄弟にソウルストーンの秘密を教える必要がありません。
捕らえられた弱体化した悪魔たちに従う必要はあるでしょうか?
もし、捕らえられた時にソウルストーンの秘密を言ったとしたら
Diablo2で言った「流刑も仕組んだことだ」というセリフが意味を成さなくなります。
もしくは、誰からも信用されないイズアルが不満をつのらせ
嘘でないにしろ、ソウルストーンの十分な情報を与えずに三兄弟をハメたのでしょうか?
実はこのへんの不一致は
Diablo1&2のソフトについてきたストーリーブック
Diablo1&Diablo2のゲーム内での言及やゲームそのもの
Diablo2発売後に発行された公式小説
等々、後付設定があるから起こります。
そして今作Diablo3でも設定変更はありえます。
私自身もどれがどれを主張していたのか分からなくなっていますので
もしかしたらこの記事自体も間違っているかもしれません。
イズアルをストーリーラインにのせようとしたのですが
ソウルストーンの存在時期にズレが生じることになるし
時系列もぐちゃぐちゃになるので、しぶしぶイズアルは外しました。
書いた文章を消すのはもったいないので、この記事にした次第です。
書きなぐり文章と稚拙な考察ですので、随時訂正が入る予定です。
追記
Diablo2のAct4「The Fallen Angel」のイベント後に
イズアルを倒しティラエルに話しかけると
「イズアルは私を罠にかけて、ディアブロと兄弟たちにソウルストーンを使わせるよう手助けした。
いまやソウルストーンのパワーも弱まっている。ソウルストーンの力を組み合わせ、彼らの制御下に置くと
Prime Evilたちは、サンクチュアリを永久に続く地獄の前哨基地へと変えることができるのだ。」
と言っていたようです。
ということは
Diablo2では
1. イズアルが捕まる
2. 計画を練る
3. わざとLesser Evilsたちに負け、サンクチュアリに流刑される
4. わざとソウルストーンに閉じ込められる
5. 何百年も待ち、徐々に汚染していく
6. 復活
ということみたいです。
堕天使イズアルとは、元は天界の大天使イズアルであります。
彼は先の「大いなる闘争」において、伝説的な働きをし英雄と崇められていました。
イズアルはまた、天使評議会の一員であるティラエルの副官であり
「聖剣アズアラス(Azurewrath)」の使い手でもありました。
「地獄の鍛冶場(Hellforge)」で
「魔剣シャドウファング(Shadowfang)」が鍛錬されていることを
イズアルは聞きつけ強襲すべく向かいました。
しかし不幸にも、イズアルは混沌の軍隊に破れ闇へ消えたのでした。
実はシャドウファングは、イズアルをおびき寄せるための罠だったのです。
三兄弟に捕まったイズアルは拷問を受け、ついに天界の秘密を言ってしまいます。
ソウルストーンを汚染することで、
三兄弟の目的に合うように変えられるということをバラしました。
イズアルはまた天界について知っていることを白状してしまい、
地獄にとって重要だが信用できない者とみなされました。
天界からは「裏切り者」として、
地獄からは「かつて天使だった者」として、
誰からも信用されない「堕天使」へとイズアルは姿を変えたのです。
ということで、三兄弟の流刑前に
ソウルストーンが存在することになっています。
Diablo2では
「俺を信頼するとはティラエルめ、愚か者よ!」
「ディアブロとその兄弟にソウルストーンと、それを汚染させることを教えたのは俺だ」
「Prime Evilたちが自らのサンクチュアリへの流刑を助けたのも俺だ」
「俺たちが大昔に立てた計画は、どんな軍勢にも止められん」
「血と悪夢の波のように地獄そのものが貴様らの世界へ散らばるのは目前だ」
「貴様の世界は終わりだな」
というセリフを残しております。
ということは、やはりソウルストーンは流刑前に存在したということになります
(一体何のために存在したのかは明らかではありません)
そうなると、三兄弟はサンクチュアリにわざと流刑され
ティラエルがおめおめとソウルストーンを持ってきて
自分たちを封じることを待っていたのでしょうか?
そうなると、三兄弟がホラドリムに抵抗したこととつじつまが合いません
バールにいたっては、ソウルストーンを破壊すらしています。
しかも何百年も閉じ込められて納得していたのでしょうか?
もしそうでなく、流刑されたあげく偶然ソウルストーンに閉じ込められたとしたら
今度はイズアルが三兄弟にソウルストーンの秘密を教える必要がありません。
捕らえられた弱体化した悪魔たちに従う必要はあるでしょうか?
もし、捕らえられた時にソウルストーンの秘密を言ったとしたら
Diablo2で言った「流刑も仕組んだことだ」というセリフが意味を成さなくなります。
もしくは、誰からも信用されないイズアルが不満をつのらせ
嘘でないにしろ、ソウルストーンの十分な情報を与えずに三兄弟をハメたのでしょうか?
実はこのへんの不一致は
Diablo1&2のソフトについてきたストーリーブック
Diablo1&Diablo2のゲーム内での言及やゲームそのもの
Diablo2発売後に発行された公式小説
等々、後付設定があるから起こります。
そして今作Diablo3でも設定変更はありえます。
私自身もどれがどれを主張していたのか分からなくなっていますので
もしかしたらこの記事自体も間違っているかもしれません。
イズアルをストーリーラインにのせようとしたのですが
ソウルストーンの存在時期にズレが生じることになるし
時系列もぐちゃぐちゃになるので、しぶしぶイズアルは外しました。
書いた文章を消すのはもったいないので、この記事にした次第です。
書きなぐり文章と稚拙な考察ですので、随時訂正が入る予定です。
追記
Diablo2のAct4「The Fallen Angel」のイベント後に
イズアルを倒しティラエルに話しかけると
「イズアルは私を罠にかけて、ディアブロと兄弟たちにソウルストーンを使わせるよう手助けした。
いまやソウルストーンのパワーも弱まっている。ソウルストーンの力を組み合わせ、彼らの制御下に置くと
Prime Evilたちは、サンクチュアリを永久に続く地獄の前哨基地へと変えることができるのだ。」
と言っていたようです。
ということは
Diablo2では
1. イズアルが捕まる
2. 計画を練る
3. わざとLesser Evilsたちに負け、サンクチュアリに流刑される
4. わざとソウルストーンに閉じ込められる
5. 何百年も待ち、徐々に汚染していく
6. 復活
ということみたいです。
Entry ⇒ 2012.05.04 | Category ⇒ D3登場人物 | Comments (0) | Trackbacks (0)